隙間は埋めなくてもいい
隙間があるところには、何かを詰め込まなければいけないと思っていました。
脳みそに空いている引き出しがあるなら、知識や経験を詰め込まなければいけないと思っていたし、
空いている時間があるなら仕事を作り出さなきゃいけないと思っていました。
空いているスペースは勿体無くて、本棚のように不安定な気がして、なんだか落ち着かない。
脳みそはパンパン。
スケジュールはびっしり。
無駄な時間は極力減らそうと努力し続けていたなぁ。
だから自分は、いつも120%。
120%で頑張る自分が、割と好きだったんだと思う。
だから、失敗したって、上手くいかなくたって、頑張っているんだから仕方ないと自分を納得させることができました。
でもそれは、根拠のない自信とか、納得感とか、自分がそれらを得るためだけの頑張りであることに気がつき始めてしまったのです。
難しいことは考えずにがむしゃらに頑張ることは、意外と楽で。
80%の頑張りで自分を認めること、自分の能力はこんなもんだと納得すること、これでいいんだと思えることの方がよっぽど難しいのです。
諦めることとは少し違う、この“承認”が思いの外難しくて何度も躓く私。
120%頑張る事は、ある意味目の前の現実や、置かれた状況、自分自身から逃げているだけで、ふと、現実を突き付けられると心も体も混乱してしまう。
これからは、80%を心掛ける。
20%の余力で、自分を認め、他人を理解し、自分に優しく、他人に優しく。
そんなに、頑張らない。
頑張りすぎちゃ、何も続かないよね。
人生は、長い。
続けることも、大事なこと。