ディジュリドゥの黒い蜜蝋の謎 - 前編
黄色いミツロウと黒いミツロウ
ディジュリドゥのマウスピースのサイズが大きい時には、ミツロウをあたためて成形してマウスピースに取り付けて鳴らしやすい大きさにサイズダウンすることがあります。
一般的に、西洋みつばちの巣から取れる黄色いミツロウが使われることが多いですが、オーストラリアのアボリジナルが作るディジュリドゥには黒いミツロウが使われることがあります。
日本の養蜂場では黄色のミツロウを買うことができますが、日本で黒いミツロウが売られているのを見たことがありません。このオーストラリアで作られるディジュリドゥにたまに付けられている黒いミツロウは何なのか?
養蜂家から教わった黒いミツロウの謎
神戸市北区の我が家から車で30分ほどの淡河町で知人がやっている養蜂所「うちのにわ」を訪れた時、オーナーがアフリカン・グループでジャンベをされていたと聞き、ディジュリドゥの話になりました。
「オーストラリア北東部のミツバチはシュガーバグって呼ばれてて、毒針を持たず、サイズもハエくらいの大きさなんです。西洋蜜蜂のミツロウは黄色ですけど、シュガーバグのは黒なんですよね。」と伝えたところ…..
「それはどこから取るんですか?」と聞かれ
「シュガーバグはシロアリが食べた木の空洞部分に住むんですけど、その空洞の上下の隙間や出入り口を蜜蝋で固めるんです。」と答えると
「ふ~ん。それはプロポリスやね。」
と言われたんです。ぼくが黒いミツロウと思っていたものはミツロウじゃなくてプロポリスだった!
…..んで、プロポリスって何?
>> 後編へ続く
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