【2022年総決算】超雑食オタクによるマニアックKPOP BEST
2021年上半期に力を入れすぎて以降2シーズンもまとめられなかった私のKPOP BEST。共感してくれたり、私の記事によって好きな曲を見つけられたりすることがあればうれしいけど、言ってしまえば自分のためでもあるこの作業。
ほとんどの新曲を一度は聞くようにしているのでニッチな曲も出てきます。今回は2022年のムーブメントもまとめながら作っていきます!
①レジェンドグループが続々カムバック
1.少女時代/Forever1
第二世代そのものと言っても過言ではない少女時代が15周年を記念して5年ぶりに完全体カムバック!!3人がSMを離れてからも「全員で活動できる機会があれば」と意欲的なコメントをし続けてくれて、これは15周年あるぞ・・・とかけていた期待にしっかりきっちり応えてくれた。アルバム発売だけでなく動画コンテンツまで用意してくれていて、「本当にしっかりスケジュール合わせて挑んでくれたんだな」と彼女達の少女時代愛も感じられて嬉しかった。きっとまた20周年の少女時代を見れると信じてる!
2.KARA/WHEN I MOVE
少女時代に続きKARAもカムバしてくれるなんてどこの誰が予測してた??KARAも15周年記念だけど、なんと7年ぶりのカムバック。事務所に残っているのは最後に加入したヨンジのみなので実現までの道のりは大変だったと思う。むしろヨンジがDSPに残り続けてくれたことと、DSPがRBWに買収されて資金に余裕ができたことが大きく影響しているかと。KARAといえば・・・となってしまうのはあまりに悲しいけど、ハラちゃんの分までマイクを置いてくれるMVの演出には涙。MAMAにも参加して、日本活動もしてくれて、本当にありがとう!!
3.BIGBANG/봄여름가을겨울(Still Life)
なんとBIGBANGも4年ぶりに新曲を発表。今年って2011年だったっけ?どこかのタイミングでTOPが「もう韓国では活動しない」と言っていたりスンリの問題だったりYG元代表ヤンサの問題だったり、BIGBANGってどうするんだろね?という状態だったので彼ら名義の楽曲が発表されただけでもすごく意味深いものに感じた。このタイミングでTOPが、12月にはテヤンとテソンの契約終了が発表され、ジヨンもどうするのか・・・という状況だけど、気まぐれな野良猫のようにいつかふとまた新曲が出てくれたらうれしいな。
〈番外〉2NE1/米コーチェラフェスティバルで復活
2016年に正式解散した2NE1が、6年ぶりに衝撃サプライズパフォーマンス。CLだけの出演が予定されていたコーチェラのステージで、最後の曲《I Am The Best》と共に3人が登場し完全体の姿を見せてくれた。CLはこのようにコメントを残している。彼女達が2NE1を愛する気持ち、時間が経っても大事に思っている気持ちが伝わる嬉しすぎるコメントだ。
②止まらない第四世代の勢い
4.NMIXX /O.O
この記事のために振り返ってて、「えっエンミって今年デビューだったっけ」と思ってしまった。存在感がでかくて2021年デビューの感覚がしてた。JYPから2019年のITZYぶりにデビューしたNMIXX。
既にあらゆるタイプの楽曲が生まれていて、新人も多くて、正直どれも大した違いは無くて、どうやって差別化を図ってくるんだろう・・・と思っていたら、とんでもないトンチキ曲で乗り込んできた(ほめてる)。
にわかには耳が受け入れないほど激しいビートスイッチは初めて聞いた人に「なんだこれ?」と言わせただろうし、JYPといえばキャッチーでフレッシュなポップスなのに、これはSMっぽささえ感じさせる。
当然賛否両論が生まれたけど、彼女達の歌の実力(アカペラ動画とか是非見てほしい)と市場のどこにもない新概念がエンミの存在感と価値を高め、人気につながっている。新しい一石を投じたo.oはこれからのKPOP界に大きく影響する一曲だと思う。
5.LE SSERAFIM/FEARLESS
モンスター事務所のモンスター新人、ルセラフィムがデビュー。元IZ*ONEの宮脇咲良とチェウォンを中心に、プデュ48に参加するもデビューできず長年PLEDISで踏ん張り続けたヨンジン、バレリーナからアイドルへ転身を遂げた中村一葉など話題性に溢れたグループだが、完成度がえげつない(ウンチェのことも忘れてないよ!)。IZ*ONEではキュートな姿が多かったチェウォンのモードなボブスタイル姿はなんというかもう・・・かっこいいの一言。(語彙力)
6.LE SSERAFIM/ANTIFRAGILE
ほんとは1グループ1曲ルールにしたいけど個人的好みが過ぎる。ガルクラコンセプトのビジュアルと歌詞はあるあるだけど、最後まで全く失速しない構成はBigHitというかBTS手法という感じでTHE HYBEの一曲。あと細かい振りが高速でつなげられているので、繊細な女性らしさもしっかり表現されているところもレベル高い。
7.NewJeans/Attention
ついにレジェンド・ミンヒジンが産んだアイドルがデビュー。これで記事1本書けるんじゃないかってくらいの想いがあるけど、レトロと現代のバランスが絶妙で、ニュートラルでありながら骨太で、ミステリアスでありながらシンプルで、純でも毒でもないミンヒジンらしい「少女観」が表れていて素晴らしい。予想以上に大衆化しているのも今後の展望を考えるとメリットしかないと思う。彼女達がちょっと若すぎる感は否めないけど、これからの成長に期待。
8.NewJeans /Ditto
ほんとは1グループ1曲ルールにしたいけど個人的好みが過ぎる(2回目)。23年1月のカムバに先駆けて公開されたnotタイトル曲だけど、2022年ベストワンにしたいくらいに好みドストライクな曲。
SHINeeのようなアンニュイさと、f(x)のようなミステリアスな危うさ、ハウスとブレイクビーツを組み合わせたエモくてシアーなサウンド、力の抜けた彼女達の歌声、どれをとっても最高の衝撃。先行曲でこのレベル、恐ろしい。彼女達の存在はKPOPというカテゴリーを初っ端から越えている。
9.IVE/After LIKE
個人的エピソードになるけど、今年の夏の私は人生で一番メンタルがしんどかった。暗い曲聞いて延々泣いて、KPOPなんて楽しめない・・・みたいな自分でもびっくりするくらいのどん底に居たんだけど、ちょっと元気出そうと思ってこれを聞いたら本当に元気をもらえて。あ、楽しいなってポジティブな気持ちになれた。
世界的に大ヒットしたグロリア・ゲイナーのI Will Surviveをサンプリングした上にハウスとポップスをうまく合わせていて、80年代ディスコソング育ちの私にはぶっ刺さりまくった。衣装も毎回明るい色で見てても元気をもらえた曲。ガウルパートの歌詞いいよね!
10.Stray Kids /CASE 143
うーん…スキズを第四世代と呼ぶのか私はかなり悩むけど、BTSやセブチと同じじゃないよなあ・・・の感覚は強いのでここにイン。第三~第四の境界線はかなりファジー。2020年以降デビュー組の勢いが強すぎるし。
そんな話はまたいつかするかもしれないとして、あまり大衆受け(韓国受けも)してこなかったスキズが「これはキタんじゃね?!」と思わせてくれた一曲。ステイからすると「大衆受けにもっていったな」という印象らしいのでスキズらしい曲ではないのかもしれないけど、サビで響くピリの低音ボイスやバックサウンドはスキズらしさをしっかり感じられると思う。
11.YENA/SMILY(Feat.BIBI)
元IZ*ONEのイェナがソロデビュー。フレッシュでキュートなイェナのイメージぴったりの一曲で、特にキャッチーさは無いものの完全に万人受けの最強ポップスだと思う。アイドル好きじゃなくてもイェナが好きじゃなくても誰でも楽しく聞けるってすごい。
③ソロ活動だって名曲ぞろい
13.Solar/꿀 (HONEY)
MAMAMOO・ソラのソロ2枚目のアルバムタイトル曲。1枚目はソラこういうのやりたかったんだろうな~!と思うクールなガルクラだったけど、今回はハウスミュージックをベースに色気と愛嬌のあるポップナンバー。前回のソロ活動時よりグループとしてもソロとしてもかなり余裕が出たように感じる。耳に残るメロディがたまらんのです。
14.Whee In/오묘해(Make Me Happy)
21年にRBWから事務所を移籍したMAMAMOO・フィイン。新事務所から初めて発表されたアルバムのタイトル曲。何を隠そう私の推しなのでそれだけで花丸百点なのだが、フィインは顔も声も何もかもおしゃれ。生きてるだけでおしゃれって人。その雰囲気が存分に発揮された、幻想的でゆったりした一曲。グループからのソロ活動は、それぞれがもつ本来の雰囲気や個々の音楽性が表現されてすごく楽しい。
15.KIM YOHAN/DESSERT
元X1/WEiメンバー・キムヨハンのソロタイトル曲。ヨハンといえば可愛らしくてニコニコしてるイメージだし、WEiもゴリゴリというよりはアイドルらしいコンセプトが多く、今回のような彼は初めて見たという感覚。ファンキーでリズミカルなビートが印象的で闇ヨハンという新たな一面を見れた一曲。
16.KIM WOOSEOK/Switch
元X1/UP10TIONメンバー・キムウソクのソロ活動曲。ウソクはソロ活動がかなり好調で、前回も今回もしっかり1位をとっている。ソロ活動とはいえ本来のオプテ活動には参加していないので実質ソロアーティストになってしまっているのがもったいない・・・オプテの曲もかなり良いから彼とジニョクが戻ればきっと売れるのに・・・。今回の曲はポップな印象ながら独特なメロディーも尖っていて爽やかなかっこよさを存分に味わえる。
④時代が変わってもこの存在は必要
17.WJSN CHOCOME/슈퍼 그럼요(Super Yuppers!)
2010年代を楽しませてくれたオレンジキャラメル(After School)のDNAをしっかり引き継いでくれているのが宇宙少女から生まれたCHOCOME。歌謡曲調の楽曲やコミカルでキュートなコンセプトは、可愛い!楽しい!という感情で満たしてくれる。「私の名前はSuper Yuppers!」から始まるのも最高だし、「心が苦しい時は肩を貸してあげます。負担に思わないでください」「恩返しがしたいなら明るく笑ってください。それで私は十分だから」という間奏のセリフ(叫び?)も最高。ダヨンの振り切り方が毎回気持ちよくて最高。
⑤王道~個人的ヘビロテ曲
18.Red Velvet/Feel My Rhythm
G線上のアリアをサンプリングして、エレガントで華やかで芯のあるレドベルだからこそ表現できる一曲。聞いてるだけでパアァっと世界に薔薇が舞うような気分になれる。どうしてレドベルってどんなコンセプトでも完璧に消化できるんだろう?MVも名画をオマージュした部分がたくさんあり、考察オタクの心もくすぐってくれる。ここにきて加速度をあげているレドベル姉さんさすがです(年下)
19.HIGHLIGHT/DAYDREAM
BEAST時代のTHE2010年代KPOPに乗った曲も、HIGHLIGHTになってからの余裕ある大人な曲も、彼らの曲は私の人生に欠かせない。衰えを知らないヨソプの叙情的なボーカルと、ミディアムポップでゆったりとしたナンバーはHIGHLIGHTならでは。アルバム丸ごとヘビロテするくらい神曲しかないので騙されたと思って一回聞いて欲しい。
20.OnlyOneOf/Suit Dance
一歩間違えればホームレスと間違えるほどの長髪メンバーが居たりBLを勧めてくる振付をしたり、”何かが普通ではない”がオンオブですが、曲はまじで良い。R&Bの頂点。今回もスーツなんてオタクが喜ぶコンセプトになってまして、オンオブはこういうことしてくるんですよ。明らかに狙ってくる。男版Stellarかな。この曲で日本デビューもしたとのことです。
21.Ciipher/Fame
KPOP界に君臨するピ(RAIN)が育てた彼ら。2021年上半期のBESTにデビュー曲を入れたんだけど、相変わらず曲が最高である。シンセサウンドが心地よいったらありゃしない。彼らはデビューから楽曲制作に関わっているけど、その音楽性の高さがえぐい。もはや現代のKPOPオタクたちはピと言われても・・・という感じだろうけど、ピの名前関係なく広く聞かれるアーティストになって欲しいので私はこれからもBESTに入れる所存。
22.VICTON/Virus
VICTONとオプテはどうしたって私の脳幹を揺さぶる~~~~。懐かしさを感じさせるサウンドが多くて、ンンッ!たまらん!と言わされる。今回はサビ付近のメロディが秀逸。
どうしたって20曲は超えちゃう~~!
2022年に限らないけれど、やっぱりガールズグループの勢いがすごい。たぶんあと1~2年すればボーイズグループの時代がまた来るはず。はず!!