見出し画像

パリ五輪マラソンコース、厳しすぎせん!?

五輪史上最も難コースとの評判のパリ五輪コースを走ってきた。

評判どおりのタフさ故に、記録はまず出ない、強烈な上り下りをいかにダメージを残さずに最後の10キロ勝負に備えられるかが勝負か、直前に迫った五輪マラソンのコースを紹介する。

男子マラソンは8月10日朝8時スタート、
女子マラソンは8月11日朝8時スタート。

男女マラソンの間の8月10日夜9時から、五輪と同じコースを市民ランナー20024人が駆け巡る。

妻は運良くその切符を獲得しているものの、深夜にどんなにレースになるのか。後片付けは大丈夫か??

選手、市民ランナーともに走りごたえ十分のコースを写真で紹介する。多くは6月に撮影。

全体地図、高低差は、ウェブ上のGPXをダウンロードして利用。

0 コース全体

厳しさという観点からのハイライト区間は、前半15から18キロ、20キロ、そして後半28から29キロへの上り、30から31キロへの下りか。

前半からの小刻みなアップダウン、ハイライト区間、特に28から31キロでの脚への強烈のダメージ、ペースを落として安全運転か?、そこからも小刻みなアップダウンが、ダメージ一杯の脚、メンタルを追い込んでいくのだろうか。本当にタフなコースだろう。

1 パリ市内のスポット(5キロ付近まで)

パリらしい街並みの中、大声援を受けて、コースに颯爽と駆け抜けていく姿が想像される。

スタートのパリ市役所前
スタート地点からの景色
2キロ付近の9月4日通り(その1)
9月4日通り(その2)
3キロ付近オペラガルニエ
3.5キロ付近、戦争記念碑。走り易い石畳
4キロ手前、道がまっすぐ伸びる
4.3キロ付近のルーブル美術館、右折
ルーブル美術館前を突っ切る
右手にカルーゼル凱旋門
左手にピラミッド
ルーブル美術館前を右へ
5キロ付近の石畳、まだ脚も気にならないだろう

2 パリ郊外へ、上りへ(折り返しまで)

パリを出る約15キロ付近までは比較的平らであるものの、小刻みなアップダウンが続くコース。5キロから11キロは、パリマラソンの28から34キロと同じコースであり、今年4月の自身の光景を思い出す。

5.5キロ付近
6キロ付近、今後小刻みな上り下りが続く
6.7キロ付近の下り
6.7キロ付近のトンネル
7.5キロ付近、当日も涼しい天気になって
8キロ付近、ランナーは道路の下をくぐる
9キロ手前、ここからしばらくフラット
9.5キロ付近、両サイドの並木の影が涼しい
14.3キロ付近のセーブル橋、パリ郊外へ
14.5キロ付近、徐々に上り始める
15.5キロ付近
15.7キロ付近、右折
右折後、上りが厳しくなる
続き
16キロ付近
17キロに向かう上り
続き
続き2
18キロ付近
18.5キロ付近
19.5キロ付近、再び上る
20キロ付近、傾斜が上がる
21キロ付近、ようやく下り
22キロ付近、折り返しのヴェルサイユ宮殿
折り返すと道路幅が広がる

3 勝負どころ(32キロ付近まで)

ヴェルサイユ宮殿を折り返した後は、しばらくは平らな道が続く。そして、本格的は上り、下り、初見の人は、まず間違いなく、「これがコース!?」という、28キロ付近の15%位の上り、そしてその後の30キロ付近の16%位の下りで、脚、メンタルを追い込む。

26.5キロ付近
27.7キロ付近
勾配がきつくなる
28.5キロ付近、驚きの坂が目に飛び込む
大したことがなさそうだが、実際はすごい坂
きつくてホントにスピード出ない
上ったところにあった標識
30キロ付近、えっ!?
大したことない?脚の負担半端ない
32キロ付近、ようやく落ち着く

4 ゴールへ

ここからは平らといえば平ら、しかし小刻みアップダウンが勝負を動かすか(小刻みなアップダウンは自動車専用道路のため、残念ながら撮れず)。

パリ市内に入ると、石畳が多少出てくるも、それほどではないが、それまでのダメージがどうなるか。

大歓声に迎えられて、ゴール地点のアンバッドに真っ先に飛び込んでくるのは、さて!?

34.5キロ付近
38キロ付近
38キロ付近エッフェル塔の足元
38.5キロ付近、日陰が涼しい
39.5キロ付近、少しの石畳も厳しいか
40キロ付近
41キロ付近
ゴール地点
ゴール地点を反対側から

5 個人的注目

日本を代表する6人に選手には、これまでの自分の取り組みを信じて、最後の最後まで頑張ってほしい。

コースがコースだけに、スピード勝負というよりも、特にアップダウンに強い選手が有利な気がする。ダメージが大きい箇所は、牽制して、最後の10キロで勝負となるか。その時点で、脚をどれだけ残して、最後の叩き合いに残れるか。

個人としては、学生時代のトラックのスーパースターで、2003年のパリ世界選手権、2004年のアテネ五輪の5000メートルで競い合った2名の選手に注目。

マラソン界の神とも呼ばれるケニアのキプチョゲ選手、かつてのトラックの5000,10000メートルの世界記録保持者で何度も五輪、世界選手権のタイトルを取ったエチオピアのベケレ選手。

ベケレ選手は、同い年で、身長もほぼ同じ、惚れ惚れする綺麗なフォームでのマラソン代表を勝ち取った姿に尊敬でしかない。

両者のデッドヒート、そこに日本選手も混じるような姿を観たい。

全代表選手の勇姿の心より応援してます!!

いいなと思ったら応援しよう!