言い間違い?いえ、間違いです!
「 こんばんわー」
「あぁ、いらっしゃい」
「ちょうどいいところに、あの、聞きたいことがあって、今困ってたんですよ〜」
「何よ、どんなこと?」
「このメーカーのパソコンのバイブスってどうやって入るんでしたっけ?」
「バイブス?」
「ほら、パソコンの起動方法なんか設定したりする画面で。。」
「爆笑 ! 何、アゲ〜〜っとでも言ってもらいたいの?」
「どうしてですか?」
「それ、BIOS 、バイオスな!」
「バイオス??? えっ??」
「もう、頼むよ〜。疲れて帰ってきて、腰砕けるじゃない 笑」
「ハ、ハ、ハ。。そうでしたっけ 笑」
「言い間違えにも色々あるけどさ、どう聞いたらそうなるのか、
理解出来ないのあるよね」
「ありますね、何かと混じっちゃうんですかね〜?」
「例えばさ、パン屋の店員がサラダとパンですねって言おうとしたら、
パラダとサンですねって言ってしまったり、看護師が患者さんに
「頭痛いですか?」って聞くつもりが「頭悪いですか?」って言ってしまったり。あと、下仁田ネギを下ネタネギ、ナイヤガラをバイアグラ、冠婚葬祭を
近親相姦、モンブランをモランボンなんてのもある 爆笑!」
「他人にこと言えないですけど、面白いですね〜」
「少し前にさ、メール文の誤変換って流行ったじゃない?
親からの変なメールとか」
「あぁ、ありましたね!」
「あれも面白かったよね」
「覚えてるのでは、会社の上司に出す自己申告書で、
〜したいですって書きたかったのを、〜死体ですって誤変換したのとか」
「あったね〜。他にも「茹で卵」が「茹でた孫」って変換されたり、
「大腿骨」が「抱いた遺骨」、「はい、写真だよ」が「歯医者死んだよ」
になってしまったとか 笑」
「「富士見病院に入院」が「不死身病院に入院」なんてのも覚えてます 笑」
「LINEでさ、牛乳買ってきて。この前買ったのがおいしくて! 2本ね」
って打ったつもりが、「日本ね」になっちゃって、頼まれた旦那さんが何時間も色々なお店を「日本」という銘柄探して歩き回ったなんてこともあった」
「上司へのメールで、「返信が遅くなってすみません」が
「変身が遅くなってすみません」って送っちゃったり、「帰る途中」と
入力したかったのに「蛙とチュウ」になっちゃったり 笑」
「最高に面白かったですよね!」
「聞き間違いなんていうのもあるじゃない?」
「あぁ、あぁ、ありますね〜それも」
「求人広告の若干名募集を若者千人と思っていたり、汚職事件をお食事券って
聞き間違えたり、「東名自動車道」をずっと「透明自動車道」だと勘違いしていたりね」
「日本語ってデジタルの世界では難しいんですかね〜」
「スマートフォン時代になって、日本語変換って飛躍的に向上して、
あまり酷い誤変換って見なくなったけど、いわゆるガラケーの時代は
ホントに酷かった」
「ガラケー時代はさ、単語単位で変換することが多かったんだ。
だから日本語特有の同じ発音で別の言葉が最大の問題になったんだ」
「今ではさ、AIなんかも導入されて、前後の文章内容からどの言葉を使うのか
判断してるから変換時の間違えが少ない。それに入力した内容は
学習されて積み上がるから、さらに精度が向上するんだよ」
「へぇ〜、なるほどね〜」
「だからさ、文章打つときは、なるべく単語単位で変換するのではなく、
句読点単位で変換するクセを付けとくといいんだ。それを覚えていくからね」
「誤変換が減るのは、ちょっと寂しい感じもしますけど。。笑」
「まぁね、それもあるか 笑」
「コーヒー入りましたよ」
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