世界
普段は出不精な自分。休みの日は家が好きだ。
妻とドラマを見たり、愛犬と遊んだり、1人でYoutubeや本を読んだり。
大層なことはしていないがそれが楽しい。
だが済まさなければいけない用事があり、昼過ぎに電車に乗った。
用事を済ませたあと、もう夕方になっていた。17時過ぎだっただろうか。もうこの後、用事はない。
今日は妻の帰りを待つだけだ。どうせやることがないから1駅分歩こう。ふと思った。
1駅といえど普段電車で通り過ぎるだけで、その地に降り立ったことはない。
昔から計画性のない過ごし方が好きで、唐突に当てのない散歩をしたくなる。
特別何をするわけでもない、ただの散歩だが思うことがある。
こうでもしないと降り立たなかった地にも人々の暮らしがあって、散歩中に見えるマンションの窓1つ1つにストーリーがあり、色んな感情、人生がある。不思議な感覚だ。
自分にとって知らない公園でも誰かにとっては思い出の場所であったりするのだ。
そんな場所が地球上にあとどれだけあるのだろうかと思うと、途方もなく”世界”は広いんだと思い知らされる。
今は夫婦2人と愛犬1匹で手狭にならない程度の家に住んでいる。実に”ちっぽけな世界”だ。
だがこんな”ちっぽけな世界”がすごく大切で、かけがえなのない、替えがきかない”世界”だ。
と愛犬を膝に乗せて夜な夜な投稿している。
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