社会人のデメリットは『立ち止まる暇』がないこと
こんにちは、安心院バクです。30歳無職です。
私は新卒入社した会社で5年間働きましたが、もう働くのが嫌になって2020年に退職しました。
社会人を経験してわかりました。私には“労働の才能”がありません。
(当たり前ですが)日本の成人の大半はちゃんと就職して、毎日労働をしています。
しかし、私は多くの人が普通にこなしている「日々の労働」にも耐えることができませんでした。
今回は、私のような『労働の才能がない人間』が感じている「社会人のここがムリ!」というポイントについてお話します。
「社会不適合者のリアルな生態」が気になる(という物好きな)人は、ぜひ読んでみてください。
毎日働くのがムリすぎて退職を決意
私にはとにかく“労働の才能”がありませんでした。
毎朝早起きするのもイヤだったし、毎日出社するのもイヤだったし、毎日同じ職場で同じ人たちと同じような仕事を繰り返すのもイヤでした。
しかし、世の中の『普通の大人』たちは、多少の文句を言いながらも日々の仕事を真面目にコツコツとこなしています。
どうやら私は『普通の大人』になることができなかったようです。
一応、普通の大人になろうと努力はしたつもりです。しかし5年間続けてもなれませんでした。向いてないのよ…
普通の大人のフリをしながら働き続けること5年、私はもう本当に働くのが嫌になってしまい、退職を決意しました。
プライベートを充実させる余裕なんてない
私は実際に社会人を5年間経験しましたが、5年間ずーっと違和感がありました。
仕事行って、帰ってきて、寝て、起きて、また仕事行って…
そんな風に「毎日が猛スピードで過ぎていく」ことが、なんだか怖かったです。
『給料をもらえるのは嬉しいけど、犠牲にするものが多すぎないか?』
『こんな生活をあと40年以上続けなきゃいけないなんて、ウソだろ?』
そんな不安を抱えながら日々の労働をこなしていました。
社会人の多くは「週5日×8時間(残業があればもっと)」の労働をこなしています。
そうして得られる休みは土日の2日間(48時間)です。どう考えてもおかしい…
また、平日は毎日仕事のことで頭がいっぱいです。仕事から帰ればメシ・フロ・寝るで一日が終わってしまう。
そして休日になると「やりたいこと」はあるはずなのに、疲れているので何もやる気が出ない。
休日はツイッターを眺めて、昼にマクドナルドを食べて、午後はYouTubeを見て、寝る時間になって終わりです。
そしてすぐに月曜日が来て、また1週間の労働が始まります。プライベートを充実させる余裕なんてありません。
「こんな生活が老後まで続くのか…」という漠然とした不安に悩まされていました。
社会人には「4日以上の連続した休み」がない
私が社会人生活をしていて、特に不満だったのは『立ち止まる暇がない』ことです。
「気になるもの」や「やってみたいこと」があっても忙しい・疲れてるからという理由でスルーしてしまいます。
「観たい映画」や「読みたいマンガ」はあるのですが、「いつか観よう」「そのうち暇になったら読もう」と後回しです。
「そのうち暇になったらやろう」と後回しにするのですが、その「ヒマになるとき」というのは会社員を続けている限り、来ません。
実際、会社員時代の私は「英会話学習」に興味があったのですが「そのうちやろう」と後回しにした結果、結局一度も学習することはありませんでした。
また、「海外旅行で行きたい場所」があっても社会人が長期休暇を取るのは難しいです。せいぜい土日と有休を組み合わせて4日間が限度でしょう。
『有休を全部使って1ヶ月休む』というのも理論上は可能かもしれませんが、実際のところ不可能に近いです。
『1ヶ月休みをとって「やりたいと思っていたこと」を消化する』
『1ヶ月休みをとって海外旅行に行ってみる』
『1回立ち止まって、ゆっくり自分を見直してみる』
社会人になると『立ち止まる暇』がありません。
始まったら最後、老後までノンストップで走り続ける必要があります。
私はそんな“快速急行”のようなスピードで過ぎる日々に違和感がありました。
凡人は「労働」だけで人生が終わってしまう
少し話は逸れますが、私は長時間寝ないとダメな「ロングスリーパー」です。
毎日9時間以上は寝たいので、毎晩23時頃には必ず寝ています。
なぜなら、24時を過ぎてから寝ると、翌日は決まって体調が悪くなるからです。
そして朝は8時頃に起きています。正直9時まで寝ててもいいんだけど、さすがに寝すぎると1日がもったいないからね。
ちなみにナポレオンは寝なくても平気な「ショートスリーパー」だったらしいです。私はその真逆ですね。
そして、私は1日に1ターンしか行動できません。
普通の人は休日になると「午前中は髪切って、午後は映画観て、夜は友人とディナーする」みたいに『充実した1日』を過ごすと思います。
しかし、私はそれができません。1日に入れられる予定は(基本的に)1つだけです。
「夜は友人とディナー」という予定が入っている場合、その日の午前中は何も予定を入れません。ディナーのことしか考えられないからね。
「睡眠時間は長くないとダメ」
「1日に行動できる量が少ない」
これが私の特徴です。そんな私の特徴を見て思うことがあります…
この人、社会人生活において不利じゃない???
1週間の大半が労働に支配される社会人生活において、私は体力も行動力も普通の人より劣っています!圧倒的に不利!
実際、会社員時代の私は平日は帰ったら寝るだけ、休日も疲れているので自宅でダラダラ過ごすだけでした。毎日を充実させるなんてムリです。
1週間のほとんどが仕事で終わります。やりたいことがあっても、やる気力なんてありません。
『こんな生活、あと何年続ければいいんだ…?』
『いつかやりたいことは、いつになったらできるんだ…?』
そんな思いが日々募っていきました。
充実した毎日を過ごせるのは『体力オバケ』のみ
気力も体力もない私とは違い、どれだけ働いても疲れない『体力オバケ』な人も世の中にはいるでしょう。
「睡眠時間は3時間でOK!」
「毎日徹夜しても全然平気!」
「休日はやりたいことを全部やるぞ!」
という人なら毎日を充実させるのも簡単だと思います。
例えば、体力のある人は仕事帰りにジムへ行き、筋トレとランニングで汗を流してから帰宅することもできます。
英会話教室で外国人講師による授業を受けてから帰宅することも可能でしょう。
しかし、私のような凡人には、仕事終わりに何かをする気力なんてありません。
また、体力のある人は休日に予定を詰め込んで『充実した1日』を過ごすこともできます。
買い物して、映画観て、友人とディナーをして…手帳には予定がビッシリと書き込まれているはずです。
しかし、私のような社会不適合者には、休みを充実させる余裕もありません。
『体力のない社会不適合者』はプライベートを充実させる気力も体力もありません。
そのため、人生の大半が労働に支配されてしまうのです。
『結局、体力のあるやつが一番強い』という縄文時代から変わらない“人間の真理”を痛感させられます…
「やりたいこと」ができたのは無職になってから
会社員を5年経験した結果、自分には“労働の才能”がないことがわかりました。
そして現在、私は無職になってから2年以上が経過しています。
転職活動もアルバイトもしていません、ガチの無職です。どうやら無職の才能はあったようですね…
そして無職になってからの2年間で「そのうちやろうと思っていたこと」の多くを消化することができました。
いつか読もうと思っていた本を読む
いつか食べようと思っていたものを食べる
いつかやろうと思っていたソシャゲをダウンロードする
Googleマップで「お気に入り」に入れておいた場所へ行く
Amazonプライムでウォッチリストに登録だけしておいた映画を見る
このリストに書かれていることは、会社員を続けていたら1つも消化できなかったと思います。
社会人のデメリットは『立ち止まる暇』がないことです。
私のような「マイペースに進みたい人間」にとって、社会人のスピードは早すぎました。
無職になった現在は、好きな時間に起きられるし、やりたいと思ったことはすぐにできるし、『自分を見つめ直す時間』もたくさんあります。
無職になったことで、やっと『自分の歩くスピード』を見つけられました。
これからは少しずつ、自分のペースでゆっくり進んでいこうと思います。
とりあえず今は…「不労所得」がほしいです…
【おわりに】
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