2024/10/31 働きすぎて怖い

ああ怖い。働きすぎて怖い。
今日は8:45に神奈川芸術劇場に集合する日だ。何をしに行ったかと言えば、先輩のライブのお手伝いだ。
私はマセキユースに所属している。マセキにはとんでもない売れっ子芸人さんがたくさんいる。当然、単独ライブを行っている。その単独ライブのお手伝いに若手が駆り出される。これは各事務所、どこでもやっていることだと思う。

それにしても8:45に神奈川芸術劇場に到着するには遅くても7時には家を出ないといけない。昨晩、なんだかんだ夜に眠ることができず、起きたまま6時くらいになった。支度して、思ったよりも早い6:50くらいに家を出た。
電車に乗ってびっくりした。まだ7時くらいにもかかわらず、電車の中は仕事へ向かうサラリーマン・サラリーウーマンでごった返していた。うわあ偉いなあ。いや、本当に偉いと思う。こんな朝早くに起きて朝早くに電車に乗っている。
我が家の近所の電車は埼玉から東京、神奈川へ向かう路線だ。つまり、いま電車に乗っている人の多くは埼玉県民だ。そこまで通勤に時間がかかるなら東京に住めばいいのに、というのは私は散々言っている。
私の価値観として、家賃は安ければ安いほどいいし、通勤に便利であれば便利であるほどいい。現代社会において、家に必要なものは冷蔵庫・洗濯機・風呂・トイレ・パソコン・スマホこれだけである。これだけあれば十分に生活できる。なんなら風呂は無くても大丈夫だ。
東京の激安物件に住むことこそが、らくちんに生きることにつながると思っている。なぜ人々は埼玉へ向かうのか。私はまだ理解ができていない。

早速の満員電車に尊敬の念と怒りの念を持ちつつ電車に乗る。ここのところのストレスのせいか、辛い物の食べすぎのせいか、おなかの調子がずっと悪い。駅に着いてさっそくタバコとうんちを嗜ませていただいた。
思ったよりも早く家に出たから、会場に着いたのも思ったよりも早かった。8:15くらいには集合場所へ着いた。

早すぎたな、どうしようかなと思ったら、目下大人気お笑いコンビ「つめたいごはん」のコミネさんが既に到着していた。お互いに早いねと声を掛け合い、近所のローソンへ向かった。ここのローソンが素晴らしいのは今時珍しい、喫煙所完備のコンビニだ。何も買わずにタバコを吸うのも良くなかろうとタバコだけ購入しておいた。
タバコを吸えば、本日一緒に働くフーセンつばめの吉田さんがいらした。さあ、こんな早朝にしんどいですが頑張りましょうと気合を入れて会場へ向かう。

今日のお手伝いはコミネさん、よしださん、フーセンつばめの白田さん、マタンゴの高橋鉄太郎さんの5人だ。ここだけの話、いろいろな議論が5人の中であった。内容まではさすがの私もおしゃべりできない。

さっそく働く。今日の仕事内容は、過去に何度か行った、搬入・設営をする作業だ。プロの皆さんに混ざって、簡単な作業を頑張る。
ここでびっくりしたことが、かなりプロの皆さんが優しくなっていたことだ。いや、元から優しいとは思っていたが、それでもプロが行う、危険の伴う作業だ、多少声を荒げられることもある。
今日はやたらと優しかった。現場で監督を行う方も、折に触れ「コンプライアンス」「不当な扱いは無かったか?」と声をかけられた。私が前回お手伝いをやった数ヶ月の間に何かトラブルがあったのだろうと察することができる。

休憩もちょくちょくありながら、19:30くらいまで働いた。エライ。
多少の文句も言いながら、皆で働いたが終わって見ればなんとも清々しい気分だ。体を動かす仕事はこういう爽快さがあるな。
また、普段ライブが一緒になった時くらいしか話さないメンバーでいろいろな話をしたのが楽しかった。いってみれば悪くない。それでもやっぱり8:45に神奈川に集合はさすがに辛いものがある。うう。

なんとか労働が終わったら、私と吉田さんは横浜駅で降りた。私の手元に京が使用期限の、人気ラーメン店「一蘭」のクーポンがあったから一緒に食べた。一蘭でラーメンをもりもり、お酒ももりもり飲んでいい気分だ。ああ最高。昨晩、眠らずに早朝から働いて、おまけに肉体労働。その後に飲む生ビールと味の濃いラーメンの美味さは筆舌に尽くしがたい。ああこれが極楽浄土か。

吉田さんはこのあとバイトがあると言っていたが、とても気持ちよくお酒を飲んでいた。この人はやっぱり人が良い。漫才では今のところ何かの結果を残しているわけではないが(私もそうです)、この人の良さは素晴らしいと思う。以前も言ったが、結局お笑いは人が良くないとダメなんじゃないかなと私は考えている。
面白いものを作るのは相当な努力がいる。一方で、努力だけで何とかなるものでもなくて、運の要素もある。大谷翔平は相当な努力はしているだろうが、メジャー志望であったにもかかわらず一度、日本ハムに入ったのも運であろう。もし、高校伽球で甲子園まで行って、投げまくっていれば今以上にケガがちな選手になっていたかもしれない。さまざまな運があって今がある。
お笑いもそうじゃあないかな。タイミングが合って、そのタイミングを掴む準備とタイミングがやってくるような準備が必要だ。

この吉田さん、少なくとも人間性についてはタイミングを呼びこめるだけの人の良さがある。
なぜなら、私がバイトを休んでエッチな店に行きませんかと強く誘ったが、断っていた。これは男だね。バイト先にも強い忠誠心だ。いわんやお笑いをや。この男はお笑いのためなら死ねるんじゃあないだろうか。

吉田さん。何らかのタイミングで皆さんの目の前に現れるだろう。人が良いからね。
ということで、私と飲食すればこうやって気持ちのいいこともいいますからね。ぜひお誘いください。ぎゃははのは。

今日は吉田さんにすべてご馳走しようと思って誘ったが、たくさんお金を払っていた。お金は有限なので、そこだけは今後気を付けていただきたい。

では、おやすみなさい。

今日面白いと思ったことは「お手伝い。気持ちがいいじゃないか。積極的にやっていこうと思った。なによりもいろんな芸人さんと仲良くなれることがいいですね。でももしかしたら私の一方的な好意で、嫌われているかもしれない。がっくし。」

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こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。