森の寺小屋、はじめました。②/セルフインタビュー的振り返り
世の中何かと騷しいですが、僕たち森の寺小屋は、田舎であるというメリット(?)をしっかりと享受して、のびのび暮らしています。しみじみと、本当にありがたい。
今回は、セルフインタビューというカタチで、森の寺小屋とはなにか?を整理してみようと思います。
必要な人に、届きますように。
ー森の寺小屋ってどんな活動ですか?
お寺を”基地”にして、森や畑、田んぼなどで誰もがのびのび過ごすことができる”場”です。基本的には「不登校児の居場所活動」と説明しますが、 未就学児とママさんや社会人、近所の農家のおじさんとか、色んな人がふらっと立ち寄る場所です。
ー具体的にどんなことをしてるんですか?
特にプログラムや”きまり”、”時間割”はありません。私たちを囲む「自然のめぐり」に応じて、畑で野菜をつくったり、田植えをしたり、"暮らしの営み"をしています。
そもそも”寺小屋(寺子屋)”ですから、誰でもが「生きること」を学ぶところでもあります。不登校は、学校というレールを外れ、「生きること」に早く出会い、学ぶ場なのかもしれません。
また小〜中学生の年代で、いろんな年齢の人と関わること、楽しいことにしっかり時間が使えることは、本当に豊かなことだなぁと感じます。
ーこども達はどんな様子ですか?
元気です(笑)
一言で言えば「野生の人間」(笑)。学校的な規律やご挨拶などは全く好みませんし、いわゆる”良い子”ではありません。
走ったり叫んだり、喧嘩したり大声で笑ったり、元気に”子供らしく”のびのび過ごしています。
何かを強要してやらせることはあまりありませんが、ご飯の準備や片づけ、掃除、畑の作業、田植えや稲刈りなど、「暮らし」に関わることはみんなでしようと声をかけています。
「教育」や「プログラム」ではなく、自分たちの「暮らしに必要なこと」はみんなでしたほうが楽しいですし、生きる力になると思っています(もちろんサボるのも自由ですがw)
ースクールと言うより大家族、でしょうか。
家族、というよりむしろ”ファミリー”という言葉のゆるくあたたかい感じが近いでしょうか。
実際、多様な年齢の人が出入りしています。赤ちゃんからおじいちゃんまでw、目的も理由もなく安心していられる場所だ、ということで集まり、つながっています。
ー勉強はしないんですか?
”学校的な勉強”は、していません。不登校というとすぐに「教育」の面から心配する声を聞ききます。ですが、その前に誰にも何も”ジャッジ”されず、むしろ”いることを歓迎される”場所"。「生きることの安心」を大切にしています。
そして、大人が”けしかける”「勉強」ではなく、「暮らし」「遊び」の中で、たくさんの事を”知らずに学んでしまっている”ように感じます。(と願ってます)
ーここが自慢!ってありますか?
なんと言っても、「屋根」です(笑)
オンボロの作業小屋を「ひみつきち」と呼んでいるんですが、こども達はその屋根が大好きです!2才児から(!)大人まで、冬以外は必ず誰かは登っています。
屋根の上で過ごした時間、また、そして「森で育つ」こと、「お寺で育つ」ことは、子供にとってきっと特別な思い出になると思います。
ー屋根に登りに行きますw
もちろんw
お待ちしてます!
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サポート、お願いはしませんが、喜んでお受けします。文章を書くことは私にとっての”托鉢”修行といえるかもしれません。