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森の寺小屋、はじめました。①/これは寺子屋ではなく、寺小屋だ

森の寺小屋が始まった。はじめはフリースクールをイメージしてたけれど、どこかしっくりこないところがある。子どもたちがくつろげて、誰でも出入りできて、みんなでご飯食べて、その場所がお寺…

そうだ、そもそもこれは寺子屋じゃないか!

お寺のチカラ

まずは子どもたちも、親御さんも安心してくつろげること。これが一番大事。安心してくつろげれば子どもたちは自然に遊ぶ。中には”することがなくてヒマ〜”と言う子もいるけれど、そもそも人生って何をするか自分で決めてゆくもの。それを児童の時期に出会うこと自体、大きな学びの体験ではないだろうか。
安心、遊ぶこと、過ごし方(人生)について考えること。それが成立するのは「お寺」という場の力かもしれない。

小屋のチカラ

そして、寺”子”屋ではなく、寺”小”屋という名前。今年3月から7月まで、友人の所有するコンテナハウスを借りていた。1.8x4.5m の、小さな木造の小屋。お寺の空き地にポンっと置かせてもらったんだけれど、この小屋の存在感がすごい!小屋があるだけで、そこに子供たちはかけてゆき、小屋にはいいたり、まわりの木に登ったりと、その”存在”を拠り所にする。残念ながら返却してしまったけれど、また機会を見て借りたい(もしくは作りたい)と思っている。
更に、ウチの寺にはずいぶん傷んでいた作業小屋がある。これは以前、お寺の運営が苦しいときに、僕の祖父が豚を飼って生計の足しにしていたときの”豚小屋”だ。その豚小屋のボロボロの屋根に、子どもたちは登るのが大好きだ。あまりにボロボロなので、あまりに大好きなので、屋根のトタンを葺き直してもらったら、それは子どもたちの立派な”秘密基地”になった!

小屋の持つ魔力。

お寺と小屋があれば、人はくつろいで遊べるんじゃないだろうか。

こういうわけで、僕たちの活動は、「寺小屋」と名付けられ、子どもたちの歓声とともに始まった。

読んでくださって、ありがとうございます。



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