障害者に配慮したゲームは公平じゃないだろ
とあるコメントの意見だが、こいつは何を言っているんだ?
むしろ逆だ逆。
障害者が同じ土俵で戦えるようにシステムを変えたら、スポーツから遠のくだろうが。
何の話かというと、ストリートファイター6で盲目のプレイヤーが活躍した件。
なぜ活躍できたかというと、スト6に実装されたサウンドアクセシビリティという機能のおかげ。
音によって試合の状況がわかるので、盲目でも格ゲーがプレーできる。
それ自体は素晴らしいことだが、それをもって「これこそスポーツ!」はおかしいだろう。
なぜならゲームの前提条件が変わってるから。
サウンドアクセシビリティは、対戦相手との距離や、ゲージの残量などを音で把握できる。
つまり、本来は得られない情報が得られるということ。
スポーツ(競技)で大切なのは、前提条件を揃え、フェアな試合にすることだ。
公平性を考えた時、障害者のみ得られる情報がある状態は、フェアと言えるのか?
これは何も障害者に限った話じゃない。
レバーレスコントローラーやパッドなどでも議論になる。
入力機器の違いでゲームの有利・不利が変わってくるなら、それは競技としてどうなんだと。
スポーツとは競技であり、同一の条件で競い合ってはじめてスポーツになる。
どうにもその感覚を理解できてない奴が多い。
結局のところ、eスポーツを良く思ってない奴が、
「障害者に配慮したeスポーツ」という点のみに感動し、
「これならeスポーツもスポーツだな」とクソみたいな褒め方をしてるに過ぎない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?