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インドネシアに住んだことで得たこと-仕事に本気になればなる程ストレス社会。ただ、一筋の光はある。

日本の労働者の皆様、仕事してますか?こちらもインドネシアで仕事をしています。本日はインドネシアで仕事をする際に本気になる程、闇に墜ちていく話です。

日本の場合

自分は前職IT企業で働いていました。周りも若い人が多かったです。そして当時もヤバイと思っていましたが、新卒の研修では鬼畜研修があったので1ヶ月でソルジャーが出来上がるようになっていました。ソルジャーと言いつつもきちんとしたところに配属された人はナイト、キングを目指すソルジャーで仕事に本気で取り組んでいました。周りもその思いを無下にせず、みんなで切磋琢磨していたように思えます。
何が言いたいかと言いますと、本気でやっている人に対して応える環境があったように思えます。決して「何熱くなってんだよ」という冷えた感じでもなく、誰かしらその思いを汲み取り協力する環境があったと思います。

インドネシアの場合
◯よくあるパターン

結論から言うと「応えてくれません」
「インドネシアでゴリゴリ仕事すっぞ」と思い、自ら行動し背中で語っても付いてくることはなかなかありません。「日本人はやっぱり仕事に対してすごいなぁ」で終わります。
こちらで仕事をするとどうしてもインドネシア人と協力しながら進めざる終えません。
「インドネシア人ー自分ー外部の日本人」
こんな感じで挟まれながら仕事をしている人が90%ですが、日本人同士でスピード感と丁寧さを持って仕事をゴリゴリ進めて、インドネシア人側にタスクを振っても「50%の品質で納期のはるか先に終わる」「忘れてやらない」のどちらかです。勿論、自責の気持ちを持ち、「次はこうしてやろう!」と思いこちらで改善を繰り返しながらお願いをしてもあまり結果は変わりません。自責の鬼と言われる人でも流石にイライラします。
ここで、「怒る」→「やらなくなる」→「なんでー?なんでー?」→「辞める」という怒ると絶対に良い方向にはいかなくなるので怒ることも出来ません。怒って良いのは経営者が「こいつ辞めさせないとやべーわ」と思った時くらいです。
話を戻しますが、自分が熱を入れて仕事をすればするほど自分だけが全力で走っている状況になります。それで進めば良いのですが、そういうわけでもないので本当にイライラします。
でもこれは価値観の違いで20代、30代の相手に外国人が「仕事はこうやるもんだぜ」って教えても聞いてくれません。もはや諦めの境地です。
マネジメントに自信がある方は「俺なら出来る」と思うかもしれませんが、来てやってほしいものですね。
こうなると闇落ちコースです。自分は何人もの諦めの境地に入った経営者を見てきました。海外の責任者を任された人の80%くらいがこの境地に入っています。それくらい熱を入れれば入れるほどどハマりしています。

◯希望の光ルート

ありますよ。0%なんてものはないですからね。どんなに難しい状況でもきちんと分析し、解決に至っている方も多くいます。それらの方は皆ラフテルに着いてます。
答えはですね、「右腕を育てる」ことです。
ノーマル インドネシア人ー右腕インドネシア人ー自分ー外部の日本人
こんな構図です。現地のコントロールは現地の人が1番なんですね。
上手くいっている会社は全てこのパターンになっています。
「右腕インドネシア人の特徴」
・日本語が喋れる
・日本人の気持ちを完全に熟知している(忖度上手)
・落ち着いている
・やはり現地のコントロールが長けている
・多少のブラックには余裕で付いてくる
・頑張りどころをわかってらっしゃる
あなたの会社に上とも上手く付き合うし、部下にも慕われる人いませんか?そんな感じの人です。インドネシアでも同じなんですよね。特にインドネシアではこういう人が超重要です。
ついでに給与気になりません?他の人も並べながら、、、
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日本人駐在員:40万〜
右腕インドネシア人:30万〜60万
日本人現地採用:15万〜25万
インドネシア人部長:10万〜15万
インドネシア人課長:8万〜13万
・・・
インドネシア人一般:3万〜6万
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日本での価値に直すなら3倍にしてください。右腕インドネシア人は日本に直すと毎月120万貰ってるって考えたらその凄さわかりますよね。そこらへんの中小企業の役員でも敵わないんじゃないですか。
大体こんな感じです。右腕インドネシア人はこれくらいの価値があるんですよ。日本人の現地採用(自分も含め)よりレアですからね。インドネシア人もたまには酒も飲みますが日本人のように金使いが荒くないのでゴリゴリ溜めています。
まぁお金の話はこれくらいにして、インドネシアで起業しようと思ったらまず「右腕インドネシア人」を見つけることですね。これはパッと見つかるものでもないので起業準備中に済ますマストのタスクですね。インドネシアで働いている人は「右腕インドネシア人になる可能性を秘めた人」を見つけることです。あなたが素晴らしいマネジメント能力を持って、諦めずに動いていればいつか見つかります。ついでに探し方のコツはですね、、、教えたくないんですが、
「右腕インドネシア人になる可能性を秘めた人」
・無難に高学歴インドネシア人
インドネシア大学、ガジャマダ大学、ボゴール農家大学らへん
・女性(結婚のリスクはある)
見つけた時の対価は男性の方があるが、難易度高め
・落ち着きがある
・でも周りにバフをもたらす人間性がある
・日本語が喋れると良い
日本語の方がやはり細かいニュアンスが伝えやすい
・身だしなみ、言動、食事の取り方などが綺麗
・確率で言えば華僑
ただ、イスラムの人でも右腕の人は何人もいる。華僑を毛嫌いするイスラム教の人もいるのでそこは要注意。
こんなとこっすかね。後は日々の言動とか見ていればなんとなくわかります。私の会社にいる一番優秀な人も日本語は喋れませんが、大体当てはまっています。そして1番若いですw 年齢なんて関係ないですね。むしろ若い人が社内で1番優秀なんて話はよくある話です。日本人のダメ管理職の人と一緒で役が上がるにつれてダレていく傾向が強いです。

はい。ということで如何でしたでしょうか。
インドネシアで起業しようと思ったらどちらにせよインドネシア人がいないと出来ません。信頼できる人というのは大前提ですが、将来を見据えた優秀なインドネシア人を大金つぎ込んででもかかることが大事です。いくら自分への信頼性が高くても給与ですぐになびきます。「あれれ。今までの関係は...」と思うのは身勝手な考えです。きちんとその対価をお支払いしましょう。
ではわわわわ。


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