⑪DJ日記
今週末のライブの準備に、てんてこ舞いキリキリ舞しながらも居間に本棚を設置した。
その勢いで今やほとんど使わなくなった機材を並べて(ミキサーの片方のphonoが死んでいた)、実家や部屋にあるレコードやCDを漁って遊んで息抜きをしている。
因みに今はこれがメインだ。
昔はBPMを合わせるのに一苦労あったもので、それができなくて機材を買ったは良いけどやめた人も結構いたと思う。
自分はヒップホップから入ったのだがヒップホップは曲も短く、更にショートミックスがカッコいいので「上手い人は一体どうやってBPMを曲中に合わせるのだろう」と思い、「これは反則なのか」と疑問ではあったがBPMカウンターを買ってざっくりとしたBPMを盤のマーキングの上に貼ってプレイしていた。
そんなある日、札幌の重鎮であるDJ TAMAさんとDJ Seijiさんがパルコにある島村楽器でDJ講座をやると言う情報を耳にして参加させてもらった。
そこで「盤を買ったらBPMをチェックしてマーキングする」と言ったを聞いたのであれは反則ではないと確証を得た気持ちになった。
何か嬉しかった。
こないだDJおっかさんが「セージさんから買った」と言っていた歌謡曲の盤にもしっかりマーキングがあってその事を思い出してじんわりきた。
レコードからDJを始めて良かったなーと思う。
BPMを合わせる技術は自転車と同じで、しばらく触れてなくても簡単に取り戻せるものだと気づいた。
んでめちゃくちゃ楽しい。
ピッチコントローラーでアタリをつけていって、ピタッと収まった時の快感は富士山だ。
DDJからはその快感を得ることができないが、DDJにも補って余りある良さがある。
syncボタンは反則なのか?
反則ではない。と思う。
BPMはボタン1つで同期できて物足りない感はあるが、レコ箱だいたい100箱分の曲から選曲ができてミックスに集中できる。
正直な所、レコードだとかCDだとかデータだとか余り音質にこだわりはないのでターンテーブルはたまにフィジカルな遊びを楽しむ程度が丁度良いのかなと思う。
レコードは高いし、欲しい曲を手にするまで時間がかかるので、せっかちな小遣い制野郎には向いてないのだ。残念ながら。
独身の内にレコードを買っておいて正解ではあったが、久しぶりにタンテに触った途端にあれやこれや欲しいレコードが浮かんで、少し絶望した。
ゆっくり時間を掛けて好きなレコードを集めようと思います。
なんて現実逃避。
嗚呼、ライブが近い。
ライブの練習がキツい。
例によって練習後につらつら。
もう疲れたので明日早く起きれたら、1時間位練習しよ。グナイ。