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忙しいについて
「成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる」
(by ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)
そんな綺麗事言われても、って言いたいくらい忙しかった。
一つ一つの物事を成し遂げるたびに、次々とする事が増えていく感じだ。
(1つこなしたら2つ、2つこなしたら4つみたいな感じで。)
家に帰って来て、ご飯を食べてお風呂に入るともう寝たい。
明日までぐっすり寝たい、そんな感じの最近だった。
忙しいというのは心を亡くすと書く、昔から良く言われている言葉だけれど、本当だなと思った。
急いでいる時の友人からの電話は、いつもだったら嬉しいはずなのに、「こんな時になんだよ」って思ってしまったり、趣味の事が出来ない事に頭にきて趣味自体を投げ出したくなったり。
夕飯を食べる食欲が沸かなくて、妻に迷惑を掛けたり。
本当に碌な事が無い。
忙しいという事はありがたい事ではあるけれど、過ぎれば只々マイナスに働くような気がする。
程々が大事だと思うけど、そんなに器用にやれない時もあるし、逆に忙しくてもやりたい事もある。
そのバランスを取るのが大事なんだと、今の社会は言うけれれど自分のバランスが分からなくなる時もあると思う。
なので、自分なりの考えと経験によるけど
「ご飯をきちんと食べたら動けない」気がし始めたら少し休憩した方が良い。
ご飯を食べると元気が湧くはずなのに、逆に疲れたり緊張が解ける気がするのは少し不味い。
「どうしたら今が楽になるか」という事の方法しか考えられなくなったら、少し休んだ方が良い。
一人で解決出来るものばかりでは無い、という事すら頭に出てこない時点で大いに不味い。
「目の前のしている事を、しながら何をしていたか忘れる」って事が起こったら本気で考えた方が良い。
もうその時点で頑張り過ぎている、別の方法を考えた方が良いし、家族にしろ友人にしろ、身の回りの人に相談した方が良い。
もしかしたら、もっと忙しく頑張り過ぎている人達もいて、それでも立ち向かっている人もいるかもしれないけれど、上記の範囲以内くらいで生きていくくらいで丁度良い気がする。
やるだけやらず、すぐに逃げ出す事はあまり賛成出来ないけれど、
やれる以上にやって、体を壊して手に入れる事が出来るのは不健康くらい。
自分なりのレッドラインと、バランスの取り方を知るのは大事だと思う。
人間どれだけ頑張ったら倒れるのか?というのを若い頃(23才くらい)に非常に気になり、自分で異常に仕事と用事を詰め込んでみた事があります。
最終的には倒れる前に自分で不味いと思うラインを発見して、自分でストップをかけました。(本当に倒れた事のある人からすれば甘いのでしょうけど。)
今でも、その時の経験のおかげで生きているので、無駄では無かったなと思っています。
でも、今同じ事をやったら間違いなく一週間もせずに倒れると思っています。