トイレトレーニングが進まない!?それなら座らない!話しかけるだけ!の簡単トレーニングがあります!
今日は子どもに何かを無理やりやらせようとすることの効果についてお話ししようと思います。
子どもというのは言う事はなかなか聞かないことが多いものです。
「おもちゃの片付け」もそうですし、「食事の着席」「トイレトレーニングでトイレに座る」のもそうです。
そんな中で、大人たちは子どもが話を聞かないと無理矢理やらせようとすることがあります。
「片付けしないと〇〇できないよ」とか、抱っこしてイスやトイレに無理矢理座らせるとかそんなことをしてしまいますね。
しかしながら、無理矢理やらせる事は子どもたちのやる気を引き出せないばかりか、子どもが騒ぎ、大人はそれにイライラするだけで終わってしまいます。
それでは、一体どうしていけば良いのでしょうか。
結論としては、無理矢理やらせるくらいならやらせる必要はありません。
無理矢理誘って攻防戦を繰り広げて時間を無駄にするぐらいなら、「やらない」のも1つの手です。
例えば、いつまでも食事の席に座らないのであれば、その日の昼食は食べさせる必要はありません。
「そんなのありなの!?」と思う人もいるでしょう。
ありです。
食べなかったことにより、お腹が空いて不快な思いをする。
こういった経験から「食事は必要だ」と学ぶ事だってあります。
しかし、そのためには最後の仕上げが必要です。
「最後の仕上げ?それって大変なんじゃないの?」とは思わないでください。
そんな事はありません。
なぜなら言葉をかけるだけだからです。
それはどんな言葉かと言うと、
「お腹空いたね」
「お腹が空いたから力が出ないね」
などといった言葉をかけ、自分が不快な思いをしているという状況を自覚させていかなければなりません。
この言葉が子どもたちの「気付き」になり、自分の体の状態を知ることで、学ぶきっかけになるわけです。
しかしながら、同じ方法で伝えるにしても1,2歳のような小さな子どもたちに本当に食べさせないのはやり過ぎかと思います。
ただ3歳以上などで、しつこく言ってもどうしても毎回食べ始めるのが遅れるなんていった場合には抜いてしまうのもありかもしれません。

ではトイレトレーニングでおまるに座ってくれない場合はどうでしょうか。
まず大前提として「やってみよう」「座ってみよう」と思えるような関わりをすることは最も大切なことです。
例えばトイレの壁に大好きなアンパンマンを貼るとか、1秒でも座ることができたらハイタッチして一緒に喜ぶとか、やり方は色々あります。
しかしながら、そういったことをやってもなかなか上手くいかない場合もあります。
そういった時には座らせる必要はありません。
しかしながら、先ほどと同じように子どもにら不快な思いをしていることに気付いてもらう必要があります。
「おむつが濡れてて気持ち悪いね。そのままでいいの?」
「変えないとびしょびしょになっていて冷たいね。気持ち悪いよね」
などと催眠術でもかけるかのように言い続けてください。
恐らく最初は「いいの〜」なんて言って逃げてしまうでしょう。
しかしながら、それを繰り返すことによって、「確かにこれは気持ち悪いな」と段々おむつが濡れていることを不快だと意識するようになり、それが「オムツを変えてみよう」というきっかけになったり、「トイレに座ってみよう」と思ったりするきっかけになるわけです。
このような日々のちょっとした一言ややりとりが後々子どもの心に響き、後の行動に影響してくるのです。
そのため、今、無理矢理に経験させることが大切なのはではなく、不快な思いを経験してもらうことで自発的な行動が促せるのです。
いかがでしょうか?
年長さんぐらいになれば、あまりにもひどい場合はどんなに泣きわめこうが一貫してやらせないことも必要だと思います。
しかしながら、何度もご飯を抜くようなことをしたり、2食連続で食べさせなかったりしてしまうと、それは体罰になってしまうかもしれません。
それでも、非常に効果のあるしつけであるため、わがままがあまりにも酷いようであれば一つの選択肢として試してみるのも良いでしょう。
というわけで、今日は以上です。
ありがとうございました。