怒らない子育て!? 怒って何が悪い!
「怒らない子育て」とか「叱らない子育て」って知ってますか?
そういった本を読んだことある方はいらっしゃいますか?
読んでみてどう思いましたか?
そんな子育てについて、私の意見をお話しさせていただきたいと思います。
まず皆さんは子どもにそういった話をするときに何て言ってますか。
「怒るよ?」って言う人ほとんどですよね。
怒る
これは相手に自分の感情をぶつけることです。
一方で
注意する
これは子どもの行動を正すと言う意味があります。
そして
叱る
これは両方の意味があります。
似たような意味合いでも色んな種類の言葉があるんですね。
そんなこともあって、私は子どもたちに話すときは「注意しますよ」と言っています。
(いくら「注意する」と話していても、やってることが怒っているだけなら意味は無いのですが)
では怒ることは良くないのか。
私たちは保育のプロ。
一般的に「怒る」のではなく「注意する」のが正しいとされている保育園では、確かに私たちは子どもに怒ることはありません。
しかし、それはあくまで他人同士の関係であることが前提です。
家族間ではどうなのか。
怒ることが良くないなんて、そんなことは全くありません。
怒るってコミニケーションの1つであり、自分の気持ちを伝える表現の1つでもあります。
「こんなことされて私は嫌だったんだよ。だから怒ってるんだよ」
そういうことです。
もちろん注意していくことで子どもの行動を正すのも必要なしつけの一つだと思います。
でも注意ばかりで良いのでしょうか?
怒ることって表現ですよ?
怒ることってコミュニケーションですよ?
私は両方必要なものだと思います。
ただし、怒ることに関しては信頼関係がすごく大事です。
道端を歩いてて知らないおじさんにいきなり怒鳴りつけられても、ドン引きするのと一緒です。
だからこそ、家族という最も信頼し合える関係の中ではそういうことも必要だという話です。
半々ぐらいが丁度良いんじゃないかなって思います。
怒ることは近年の流れを見るとNGみたいにされているところがありますが、人間同士の生き生きとしたコミニケーションを作っていくためには怒ることも大事なのではないでしょうか。