劇団バナナ「ブーの森」終演しました
劇団バナナ「ブーの森」一年越しの公演\( ˙▿︎˙ )/
昨日今日と無事おわりました
子どもたちと一緒にバナナダンスを踊ったり、一緒に迷子のクモの子のお母さんを探す旅にでかけまして楽しい時間を過ごしました
それにしたも、バナナの本番は他のどんな芝居の本番よりも疲労度がえげつない( ̄▽ ̄;)
ほんの30分くらいの上演時間なのに、2時間芝居の時よりも、殺陣ばっかりの芝居よりもエネルギーを消耗している
普段本番では疲れ知らずなあたしがへとへとになってしまう
そいでもって今のところでは唯一嫁さまと共演しているのがこのバナナ公演
なぜならおはなちゃんも客席で見ているから
ところが今回はおはなちゃんは我慢できなかった様子
本番中に嫁さまのところに走り寄ってきて泣き出した
なので公演中、しばらくは嫁さまはおはなちゃんを抱っこしながら本番していた
それをやってのけた嫁さまもすごいが、それを許容できるスタイルであるバナナもすごい
なによりすごいのは、それをあたたかい目で見てくれていたお客さんである
バナナのお客さんはちょうどおはなちゃんくらいの子どもと一緒に観に来ているお父さんお母さんたちなので、嫁さまがおはなちゃんを抱っこして芝居している姿を、
「ああ、わかるわかるー。うちも一緒。そうなんだよなぁ、わかるわかる」
という気持ちで見てくださっていたようだ。いわば、同志。
おはなちゃん乱入により生み出されたお客さんの共感
昨日の、初日本番おわり、嫁さまがおはなちゃんとお風呂に入っているときにこんな話をしたらしい
「おはなちゃん今日バナナどうだった?」
「おはなちゃんえんえんした」
「そうね、おはなちゃんえんえん泣いちゃったね。どうしてえんえんしちゃったの?」
「あのね、さみしかったと」
「どうして寂しかったの?」
「だっておかあさんいなくなっちゃうから」
「そうだったの。大丈夫よお母さんずっと一緒にいるからね。ぎゅー」
「ぎゅー」
あたしゃこの話聞いて涙が出そうになった
今回の演目は、まさにお母さんと逸れてしまったクモの赤ちゃんと一緒に探しにいくお話だったから
おはなちゃんはちゃんとお話を理解して、そしてクモの赤ちゃんに感情移入してしまって、いてもたってもいられなくて本番中にお母さんのところへ駆け込んでいったということらしい
さみしかったらしい(´・_・`)
そして今日、本番終わって帰りの車、
「おはなちゃん、手つなごう」
と嫁さま
「うん」
とおはなちゃん
「よく頑張ったね。お母さんはずっとおはなちゃんの側にいるからね。大好きだよ」
「うん」
といって嫁さまの手をぎゅっと握るおはなちゃん
あたし運転手
あたしも片手を差し出して
「おはなちゃん、お父さんとも手をつなご」
そして家に帰りつき、嫁さまとご飯を食べながら振り返る
「本番終わってどうだった?」
と嫁さま
「あのね、さみしかったと」
とあたし
「え?何が寂しかったの?」
「あのね、車の中でおはなちゃんが手つないでくれんかったから」
手を差し出したのに、
「おとうさんはいい!」
といって、跳ね除けられた(;_;)