チャレンジは、永遠に
全ての始まりは、突然のご依頼だった。
「ばちょめんさんと、スタエフでお話ししたいです」
以前から相互フォローさせて頂いていたアークンさん。
僕の記事「ばちょめんの、それいけ炸裂ウルトラソウル」を非常に気に入って頂いたようで、その結果アークンさんのスタエフへの出演依頼を頂いた。
スタエフをほんの数か月前まで全く知らなかった僕。
アークンさんの記事はもともと好きで読ませて頂いていたため、直接お話ししてみたいと心から思うが..…
うまくやれるだろうか.........…
不安しかない。
出演可否を即答できなかった。
数日考えたものの、答えが出ない。
その間に、新たな記事も投稿した。
そしてそのコメント欄にも、再度アークンさんからスタエフの出演依頼を頂いた。
どうしよう.........…
チャレンジしない人間は、歩みを止める。わかっている。わかっているけど........…
ママーーー、怖いよーーーー!!
中年にさしかかった僕が、母の事をママと呼ぶ。その時点で僕は、完全にスタエフにビビっていた。
ママ、どうしよう........…
ただここで、ある事に気づく。
あ、ねーやんとも話したい。
ねーやんとは、ここ note の世界で僕が姉と慕う方で、スタエフでも大人気MCをされている方だ。
いつか声で、実際にお話ししてみたいと思っていた。僕を note で見つけていただき、たくさんの方と繋げてくれた僕の姉。
大好きなアークンさん、大好きなねーやん。
チャレンジしない人間は、歩みを止める。
........…
よし、行くぞ!!!
さっそくスタエフのアカウントを作ってみた。アークンさん、ねーやんの過去の配信を聞いてみる。
腹をくくった。
チャレンジが、歩みを進める。
アークンさんに直接DMを送り、ねーやんも配信に誘っていただけないかお願いしたところ、
アークンさん「彩夏さん、OKみたいです」
アークンさんのスタエフへの出演が決まってから、3人の日程を調節し、日時が決まった。
さぁ、ここから詳細な打ち合わせをし、本番にのぞむのだろう。そう思っていた僕にアークンさんから届いたメッセージは、
" それぞれのチャレンジを語ってもらって、そのあとフリートークです。よろしくお願いします "
それだけだった。
........…
まさかの、出たとこ一発勝負!!!!
打ち合わせ?そんなもんないですよ。一緒に一発勝負でどうにかなっちゃおうぜって話し。
スタエフをやっている方達は、アスリートだ。
これは、スポーツであり、一発勝負の世界なのだ。
ゾクゾクするぜ。
母さん、行ってきます。
もう、母をママと呼ぶ僕は、そこにはいなかった。
アークンさんが、配信の告知をする記事を note にあげる。
そこに上がる、コメントの数々。
........…
高い声、練習するしかねぇぞ!!!
これは、フリだ。出川哲朗さんの「絶対押すなよ」だ。
風呂場に直行した。
いつもより熱いシャワーに打たれる。
髪から滴り落ちる、シャワーの雫。
心を落ち着かせ、精神を研ぎ澄ませる。
漢には、引けない戦いがある。
高い声で。とにかく高い声で。
「ばちょめんです、よろしくお願いします!」
「ばちょめんです、頑張ります!」
何度も何度も繰り返し、練習した。
大きな声で、より高く。
風呂場には、シャワーの音と異様な高い声がこだまする。
シャワーからあがった僕を、心配そうに見つめる妻。
妻「なんかシャワーで話してた?どうしたの?大丈夫?」
僕「........…チャレンジだよ。引けない戦いがそこにはある」
妻「は?ってゆーか、声変だよ?」
当日を迎えた。
ニューヨーク時間の朝8時から配信が始まる。
6時に起床した僕は、ある事に気づく。
寝起きでうまくやれるのか?
起きろ、ばちょめん。
お前はこれから、チャレンジしに行くんだ。
配信までの時間はあと2時間。
よし、外、走りに行くぞ。
9月のニューヨークは、心地がいい。
暑くもなく、寒くもない風にあたりながら、配信への不安をかき消すように、いつもより早いペースで走る。
走り終え帰宅した僕は、冷たい水で顔を洗った。映画ロッキーのテーマソングを流しながら。
少しの休憩をはさみ、水を一気に飲み干す。
時刻は7時55分。あと5分。
大好きなアークンさん、彩夏ねーやんと僕の3人で........…
打ち合わせなし、一発勝負!!
........…
さぁ、行くぞ!!!
最後までご一読、ありがとうございました。
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