シレナ1912×78rpmの邂逅 Vol.4~カルロス・スコルニク(Vn) オッフェンバック『舟歌』
幸福感に満ちたヴァイオリンの音色を。
カルロス・スコルニク(Carlos Skolnik)。
どこをどう調べても何者かがわからない。
ただエジソン・ベル・ウィナー・レコードの、この番号は掲載されていない不完全なリストを見て穴埋めすると、1928年にリリースされたことだけは確か。
オッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』からお馴染みの『舟歌』。
ソプラノとメゾ・ソプラノのデュエットもいいけれど、ヴァイオリニストだってこの美メロは弾きたくなっちゃう、よね。
因みにc/wはマスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲。
発売時期からして電気録音だとは思うけど、クレデンザで再生した時のお行儀の良さより、シレナで再生した時の、キャパシティをオーバーするように流れ出すヴァイオリがJust One !
いいレコードを手に入れた。