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カノーサンポ 205 国司館と家康御殿史跡広場

府中本町駅の改札を出て
大國魂神社方面へ曲がってすぐの
右側にあるのが
国司館と家康御殿史跡広場。

ここは古くから
お住まいの方でしたら
ご存知の通り、
道を挟んだ正面にある
ラウンドワン 
以前に建物を使っていた
イトーヨーカドーの
駐車場だったところです。

それが駐車場跡地を
遺跡調査(の発掘を)したところ、
飛鳥〜奈良〜平安時代に武蔵国を治めた
行政機関の長、国司の住居兼執務室と、
徳川家康が鷹狩をする際に宿泊・休息をした
府中御殿の跡が見つかり
史跡広場として整備されました。

今広場には国司館の10分の1のミニチュアがあったり
当時の様子を再現した映像を見ることができる
VRマスクを無料で借りることができます。

さてここまでは現状を書いてきましたが
ここからは私の独断と偏見を書きます。

1. 名前について
この広場の名前をご存知ですか?
最初に書いた
「国司館と家康御殿史跡広場」
というのが正式名称です。

この長い名前は覚えにくいし
「国司館」の読み方がわかる人はほとんどいない。
国司館は「こくしかん」ではなく
「こくしのたち」と読むのだそうです。

入口の看板にフリガナがふってあるわけでもないので
「こくしのたち」は見学者にも知られずに終わってしまう。

この名前を大事にしたい
関係者方々の気持ちは理解できますが、
市民や観光客にこの広場を認知してもらうには
もっと短い親しみやすい名前をつけた方が良いし、
少なくとも「国司館」には「こくしのたち」と
フリガナをふる必要があるのではないかと
考える次第です。

例えば「歴史広場」という名前の方が
覚えやすいし
「どんな歴史なんだろう?」と
想像力を掻き立てられませんか?

2. 眺望について
この広場は多摩川の河岸段丘である
立川段丘の端にあるため
多摩川側の眺望が開けています。

実はこの広場からの富士山の眺望も
開けているはずでした。
国司館や家康御殿がここにあったのも
富士山の眺望があったからではないか、
少なくとも大きな理由の一つではないかと思うのです。

ところが残念なことに
ここの発掘調査が行われるより前に
府中本町駅から競馬場へ続く歩道橋
「フジビューウォーク」ができたため
眺望が遮られてしまっています。

通常この広場はほとんど
利用者を見かけることがありませんが
富士山が見えるようになれば
どっと利用者が増えるであろうことは
想像に難くありません。

これからフジビューウォークを取り払うことは
ちょっと不可能に思えるので
ここに「富士見やぐら」のようなものを建てて
そこを登ると富士山が見えるようにすれば
広場の利用者が増えるのではないかと
考える次第です。

古代の国司や家康が見た
富士山を見てみたいと思いませんか?  

カノーサンポのバックナンバーは、
https://note.com/bacchusmkt

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