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【岡山の思い出の味】フライパンたこ焼き・しょうゆうどん

25年位前に3年住んだ、岡山県 児島の思い出の味。

思い出の味も瀬戸内の魚や郷土料理など数えきれない程あるので、今回は第一弾で。

■フライパンたこ焼き

岡山県倉敷市児島は、美観地区で有名な倉敷の中心街からバスで1時間ほどかかり、電車で行くには岡山からマリンライナーという電車で行かなければいけない、皆が想像する倉敷とはちょっと違う場所。

瀬戸大橋のある町として有名で、私は学生時代3年程住んでいました。
そんな学生時代、いろんなバイトはしましたが、思い出に残るバイト生活では、瀬戸大橋の途中にある「与島(よしま)」という所のフィッシャーマンズワーフで土日に働いていました。今はもうないのだけれど。

日替わりで四国各県の物販や飲食屋台の補佐など担当が変わるシステム。
バイト始めから長く担当した所が、香川県の物販で、
香川の名産「しょうゆ豆」をやたらと売っていたのと、
一緒に四国の酒を売るコーナーも担当していたので、高知の「酔鯨」を辛口です!とお客さんによく紹介していました。

だいぶ仕事が慣れていき、屋台の担当では、
「たこ焼き」や「小籠包」を担当、物販で一日中室内にいるより、与島の風景を見ながら外で調理するのが気持ちよくもあり、楽しくもありました。

タコ焼き担当の時は朝からキャベツやネギを切り材料の準備をして、オープンと同時に焼き始める。
焼いても焼いても作ったそばから売れていくので、せっせと焼いていたな。時間が経つのも早かったけど、まあこの経験のおかげでタコ焼き焼くのが上達したと思う。

バイトが終わり、少し生地と野菜、タコが余るのでもらって家に持ち帰っていた。あの頃はやはり学生でお金なかったからなぁ。
しかし、家にはタコ焼きの鉄板なぞないので、フライパンで焼いていた。
生地に出汁がしっかり付いていたので、ソースは付けず、そのままかたまに醤油で食べていた気がします。

今でもタコ焼きを食べるとき、当時のことを思い出します。


■しょうゆうどん

同じく児島の思い出メニュー。

うどんと言えば香川のイメージが強いが、実は岡山も十分うどん県である。
しかし、全国的に全然浸透していない、、笑

岡山にはうどん屋が沢山ある。
昔は岡山駅地下街からファッションビルOPAにでる階段の途中に自分で温めるセルフうどん屋があり、出汁の香りが地下街に広がって食欲をそそられた。
倉敷にはぶっかけうどんというとても美味しいうどんがあり、当時はよく食べていた。
児島にも美味しいうどん屋が何軒もあり、香川のように製麺所が朝だけオープンしていたり、香川のようにうどん文化も根付いています。

私が好きなうどん屋も何軒かあったが、児島駅近く(近いのかな)の「たかと」という店は結構通っていたうどん屋さん。

私は温かい肉うどんに目がないのだが、たかとは「しゅうゆうどん」が有名で、冷たいコシのあるうどんに醤油をぶっかけて食べるのだが、うどんが到着するまで皮が剥かれた1/3本位に切られた大根を自分ですりおろすスタイルがまた面白い。
知人を連れて行ったりお店を紹介すると皆驚きながら大根をおろしをおろしてうどんを待つ。

かけるしょうゆは、しょうゆと言っても恐らく出汁醤油的なものなので、単調な味ではなく食べ進めていっても飽きは来ないのと、おろしたての大根やネギ・しょうがなどの薬味で味変しながら食べられる。

このスタイルが好きでよく食べていたのだが、岡山に住んでいた時も冷凍さぬきうどんはよく購入して食べていたし、実際後輩の香川人も冷凍さぬきうどんを認めていたので、やはり今でも冷凍さぬきうどんを冷凍庫にストックして週末の朝ご飯でよく食べます。

家族もうどんが好きで、ネギや鰹節・天かすなどをかけてしょうゆうどん、卵をかける釜玉うどん、すだちがある季節はすだちうどん、二日酔いの時は大根おろしうどんと、うどんばかりバリエーションが増えていきます。

前にも書きましたが、家で使う出汁醤油は鎌田醤油のだし醤油、ストックが切れないように買いだめして。

うどんは美味しいが、ひとつ難点を言うと、すぐにお腹がすくので、昼ごはんの時間が早くなります。

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