ミス. ティーチャー

ミス. ティーチャー はクールなポーカーフェイス
そしてカラフルな言葉遣いをする先生です
彼女が喋り始めると　
わたしの耳はスッと彼女の声に周波数を合わせます
そして心の中で彼女の言葉を繰り返す

子供を楽しい気分にさせるとき
子供に状況を説明するとき
激昂している子供に向き合うとき

彼女はいつも子供の横か半歩陰に入って言葉をかける
そのとき　主人公はいつも子供

楽しくて興奮しすぎたり　
怒りで激昂している子供に向き合うとき
その子は体の動きが止められなくなったり
何かに当たったり　ひどい言葉が止められなくなったり
危うくて大きなエネルギーを出しまくっている

そんな子供の姿を見ると　1秒でも早く収めたくなって
その子の出しているエネルギーと同じ強さを持って
真正面からその子に向かってしまうことがある

正面からその子の持っているエネルギーを否定する
その子よりも大きなエネルギーで否定する
これをした場合　
その瞬間はその子のエネルギーが沈まったかのように見える
でも、実はその子は何も納得していない
ぷすぷすと火種は小さくも　次の爆発の機会を窺っている

ミス. ティーチャー ならどうする？
静かに　でも大きなステップでその子のスペースに入り込む
「大丈夫よ　大丈夫」
「少し止まってくれる？」
「あなたは　どうしたいの？」

日々のほとんどがこういう感じの ミス. ティーチャー
だから
彼女が伝える「N O !!!」の威力が凄まじい