採用面接にくりだされ、恋愛について考える。

最近、毎日のように採用面接にくりだされていて、仕事が進まない。同時に、久々に採用する側に立って感じること、学ぶこともあるから、まあいいか。


不採用 ≠ 人間否定

面接落ちても、落ち込む必要なんてない

応募側で面接に挑んでいた時は、不採用通知のたびに、「ああ、自分ダメだ」なんて落ち込むこともあった。

でも、採用側に立って落ち込む必要なんてないことに気づく。スキルや経験、経歴ももちろん大事だけど、結局は

「この人と一緒に働きたい、働ける」と思えるか。
「この人のスキル、経験、性格が今のチームとマッチするか」

ってところなんだなと。どれだけ優秀でも、会社のカルチャーや、今のチームが求めているものを満たしてくれるか。そこが大事だから、どんなにいい人でも、どんなに頭キレッキレそうでも、ごめんなさい、ってことになる。

ああ、落ち込まないでよかったんだ。

最近、他の会社で働く友人が

「いやあ、あたらしく部下を雇ったんだけど、最後二人で迷ってね。一人はすごく向上心高くてスキルもあって、もう一人はスキルは低いけど学習意欲はある子だったの」

それで、どっちをとったの?(前者に決まっている)

「ああ、もちろん後者」

ええ、なんで???

「だって、向上心ありすぎたら困っちゃう!笑 それに、前者の子にはきっとつまらないタスクばかりだから。」

つまり、She's over-qualified?

「そうそう。」

結論:不採用でも自分のスキルや経験が否定されたわけではない。面接に落ちても落ち込まなくて良いのだ。

振られても、落ち込まなくていい

恋愛も似ているなあ、と思った。誰かに振られるのはきついけど、それは自分の価値とは関係ないこと。ただお互いのマッチ度が低かっただけ。

て考えると、楽になる。(自分なぐさめてます)

落ち込む代わりに、もっと自分にあったパートナーを探そう、自分磨きに時間を使おうっとポジティブマンになるのが、ストレスフリーに生きるコツなのかもしれない。

にしても、人を見極めるってのは、本当に難しい。

秘書問題という最良選択問題

何人も面接していく中で、もう一つ悩ましいのは、「これだああ!」って一目惚れできる候補者が現れないときに、どこまで探し続けるか問題ってのがある。いわゆる、秘書問題ってやつ。

秘書問題は、n人の応募者を順に面接し、最適戦略として最初のn/e人をスキップし、その後最良の応募者を選ぶことで、約37%の確率で最善の応募者を選択できる問題のことでさる。(WikipediaのChatGPT要約)

なので、この統計学理論に基づくと、10人面接するとしたら、3、4人面接したあとに次に現れた「今までに現れた中で一番いい」って人を選ぶのが最適解ってことになる。

「いやあ、AさんもBさんも、どちらも悪くなかったけど、どちらも良くもなかった。わたしは、Aさんでもいいかなと思うのですが…」

とわたしはお断りするのが激しく辛いために、妥協モードへ。

「いや、僕はもっといい人いると思うな。まだ面接を続けよう」という同僚。

「わたしも、まだ他の人を面接してもいいと思います。」と同僚。

I'm sure there's someone better out there! 
Yeah, we'll just say no to both A and B then. 

ええ、さすが。みんな妥協しない、Noとちゃんという、すごい。

いや、ちょっと待て。私が妥協しすぎ?Noと言えなさすぎなだけ?

学び:母数nを増やす(すぐに妥協しない)。そしてNoと言える勇気を持つ。もっといい人、いいものが待っていると信じる余裕を持つ。

秘書問題は別名「結婚問題」ともいうらしい

これもなんか恋愛にあてはまる気が。。。

Noと言える勇気ね。

人を見極めるのは、難しい。

いやあ、採用ってむずかしい。パートナー探しも難しい。
結局、みんなどうやってるんだ?と不思議に思い、会社の採用担当Mに聞いていた。

「フィーリングだよ」
I usually have a gut feeling for the right person, and my gut is usually right haha

なにがhahaだよ。

そしたら同僚が、

Mには特殊な採用があってね、一眼みてわかるらしいんだよ
Oh yeah, M has this superpower and knows when someone is a right fit for the company. He just sees the person and knows. 

はあ。

そういえば、最近婚約した友人がいっていた。

「いやあ、一眼みてわかった。フィールングだね、なんか」

はあ。

でも、その前にたくさんのデートしたんだから!(怒笑)

なんなんだ、人を見極める力とは。フィーリングとは。

結局は母数Nを増やさないといけないみたい。
And maybe I should treat job interviews like dating, and dating like job interviews. 

いつも通り、まとまらず。





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