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長女との関わりで大切にしていること


こんばんは。
ベビーシッターを本格的に始めて1ヶ月。
自分のペースで働くことができていてとても落ち着いている1ヶ月。

我が家は『生まれつき耳のきこえない次女』がいることで、どうしてもそちらの話題が多くなってしまうのですが、今日は長女の話。


前の投稿でも書いた長女の読書感想文。

それから母の私も毎日少しずつ読んでいて、昨日も下の娘を放課後デイサービスに送った後にカフェでひとり読書をしていました。


長女から勧められた本はいくつかあるのですが、これもそうでした。

これは去年勧められて読んだ本。
不登校の子が、祖母の家で過ごすようになってからの変化を描くもの。


我が家の長女は本をよく読みます。


「本を読みなさい!」と言ったことはありません。多分。

「勉強しなさい!」と言われたことがなく育った私はそれがすごく有り難かったので、私も母として「勉強しなさい!」は言いたくなかったのです。

生活面で、「洗濯物をしまいなさい」とか「使ったものを片づけなさい」とかは毎日のように言ってますが。


ただ
「本はいいよ〜😊」 
とは言ってました。


自分も本が好きだったので、まだスマホのない時代は電車でよく小説を読んだものです。
私が好きだったのは、石田衣良さん、村山由佳さん、伊坂幸太郎さんとか。


長女が図書室で本を借りるカードは
年間100冊は軽く越えて書いている記録を見てビックリしたものでした。
最初は、小学生低学年で読むような、かいけつゾロリシリーズとかが多かったですが、だんだん女子が好むような恋愛小説系やミステリー系など、幅が広がっていきました。

そして4年生以降はノンフィクションなんかも読むように。

これも、読んでみなよ!と言われて読んだ本。

今はハリーポッターシリーズを読んでいるようです。


さて、ここからが本題なのですが


大事なのは


「面白いから読んでみなよ!」と言われたら
本当にしっかりと読むこと。


そして、読んで感想を伝えて話題を共有すること、自分の思いを伝え合ったり一緒に考えたりすること。

子育てには、これがとても大切です。


つい、自分の子どもだと
自分がそうなってほしいように誘導してしまうことがあります。会話も、行動も。

子どもは親の笑顔を見るのが大好きで、それを自信に自分の道を広げていくので、小さいうちは特に親の考えていることに影響を受けやすい。それが正しいことだと思いやすい。


だんだんと成長していったり家庭以外との関わりや過ごす環境で子ども自身が自分で考えられるようになっていきますが、その時に親として

どんな会話をするか

はとても重要だと思っています。


本を読んだ感想でもいい
友達との出来事でもいい
テレビの中の話でもいい
日本や世界で起こっているニュースでもいい


同じ話題について意見を交換すること
は人とのコミュニケーションを築いていく上で、社会に出る上でとても大切になっていきますが
家族やきょうだいもある意味社会のようで
人数に限らず自分の思いをそのまま語れる場所はとても大事です。そして、人の意見を聞く場も。

ただ、子ども時代はまだ未熟。
親が方向修正してあげる必要のある場合も多くあります。

そのためには


親も学ばなくてはならないということ。
本を買って読んで勉強するという意味ではなく
自分で考えること。子どもと同じですね。



「どうして学校に行かなくちゃいけないの?」


「クラス全員と仲良くしなくちゃいけないの?」


「親友って、必要なの?」

と人間関係の話を聞かれたらなんで答えるでしょう。


「円安になると誰に影響があるの?」


「談合ってなにが駄目なの?」


と聞かれたら、分かりやすいように説明できるでしょうか。
これはうちの長女が聞いてきたことでした。


私はできるだけ自分の娘が理解できる言葉で、でもしっかり向き合って話をしていますがこちらも分からない時は調べてみたり、例え話を出して社会の仕組みを教えたりしています。


付け加えるのが
自分はこう思うけれどそれが正しいとは限らない。自分で調べ、考え、判断することが大事。

多数派が正解だと思い込んで流されないこと。

目の前で起こっていることの表面だけで判断せず、その背景も知ること。


もっと大事なこと


後は…
話すことも大事ですが

とにかく
長女のことが大好きで、大事であること。
親としてたくさんの経験をさせてもらい、たくさんの感情を沸かせてもらって感謝していること。
どんな道を選んだとしても、進んだとしても、いつも応援していること。
やめたくなったらいつでもやめていいこと。
とにかく、自分がいちばん大事なのだということ。


こういうことはよく伝えていますね。


親の『あなたのことが大事だよ』は何よりも安心になり、自信になります。

いいことばかりでなく、
叱ることもたくさんあります。
長女はなかなか謝らないときもあります。
数日、お互い口を聞かなかったこともありました。
訳がわからなくなってギャン泣きした日もありました。


色んなことを経験してきたんです。
きっと、これからも。


さて、長女はこれから反抗期を迎えるような歳で、片足突っ込んでいる感じもある発言が増えてきました。もともと言動が大人っぽくてさっぱりしている長女。反抗期になったら、分かってはいるものの話すことも少なくなるんじゃないかと思うと寂しい気持ちですが、それも含めてまだまだ子育て、楽しんでいこうと思います。


“聴覚障がいをもつ妹のお姉ちゃん”へ
としては

妹が耳が聞こえないからこうしなければ、ああしてあげなくちゃ、という会話はしてきませんでした。

ただ、妹は耳がきこえないのだから、伝わる手段で伝える必要があること、その環境を用意することは当たり前なのだということ。
障害、というよりも、先天的に備わっていない機能があるのだからその人に合わせた対応をするべきだいう伝え方でしょうか。

できないことは、誰しも必ずある
ということ。

同じ親から生まれても
同じ時間を過ごしても
持って生まれたその人の素晴らしい個性があり、
価値観の違いで人との距離を測ることのないように。


価値観の違いが辛い時は批判するのでなく離れれば良い。
自分を大切にしてくれる人の側にいることの大切さを知ること。


そして最後に


自分で自分を大切にすること。


こんなことを常日頃伝えています。


それでもまぁ…
親の思う通りにいかないのが子育て。
それで良いのだと思います。

ただ、いつも
私も夫も
あなたを大事に思っているよ、と
ただそれだけ…☺️





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