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自己決定とその後


あけましておめでとうございます。東京でベビーシッター業をしている保育士のアサミです。

新年になり、1回目の投稿です。


子どもたちの学校の冬休み期間が2週間以上ありました。
その間はほんとうに、子どもたちと一緒に過ごしました。
とっても、楽しかった!
なんて充実していた日々だったのでしょう!

予定のない日に、相談しながらやりたいことを決めてスケジュールを組み立てていく日々。


当然、子どもたちには学校の宿題というものがあるので、“やるべきこと”をつねに抱えている状態。

【やりたいことは、やるべきことをやってから】と教えてきている以外は、各々のやり方にいちいちチェックを入れたりしません。

ですがもちろん
やるべきことを後回しにしたくて、何とか抜け道を見つけたり、見つかった時にはうまい言い訳をしたりと、子どもらしいことをするものです。

そんな姿も、ひとつの経験。

そこで大事なことが、タイトルにもありますが自己決定だと思うのです。

やる選択も、やらない選択も、本人しだい。

提出物を出さなかったことも、準備をせず忘れ物をして困ったことも、学校の成績表の生活面にバッチリ表れていたこともありました。

そこで、親として意識していることは

失敗体験をした後に、同じ内容での成功体験をさせること。

自己決定で選んだとはいえ失敗体験をそのままにしていると心はマイナスに傾き

・自分はだめだと落ち込む
・人のせいにして現実逃避する
・物事に対して初めから諦めがちになる

など、自己肯定感が下がってしまいます。

失敗体験をそのままにせず、成功体験で上書きすることが大切です。そのためには、まだまだ周りの手が必要な子ども時代。

ただ、間違ってはいけないのが

【親が肩代わりしてやってしまうこと】
【失敗の尻拭いをすること】

失敗しないように、先回りして成功への道にのせてしまうこと。

これでは、失敗しても誰かがやってくれるということに繋がりかねません。できなかったこと、失敗したことをきちんと受け止めることはとても大切なことだと思います。


失敗しても、次に繋げるためのモチベーションを上げるためには
ひとりでは難しいところがあります。

とくに、子どもは。


そこで、親としてどんな言葉をかけるか
どんな態度でいるか

はとても大切です。


私が意識しているのは、成功体験をさせるにあたっても行動は子どもにやらせること。
例えば身近なところでいうと、学校の忘れ物をしてしまったら、次は声をかけて忘れ物をさせないようにしてあげるのはよくあることだと思いますが

「○○持った?前回忘れたから困ったよね。」

と忘れた時の気持ちを思い出させてから

「今準備したら忘れないからやっておいたら?

と、声をかけ準備を見守る。

忘れずに持ってくことができたら

「今日は○○ちゃんと持って行けた?忘れ物なかった?良かったね〜!!

次は、前の日に準備の確認をしたほうがいいね!

と、良い声かけと成功への見通しで締めくくります。


このほんとうに小さなことの積み重ねが貯金となり
生活面での見通しを持てるようになります。

1度や2度これをやったからといって、忘れ物は減るかもしれないけどはなくなりません。
でも、忘れ物以外でも、いろいろな場面で使うことにより
自分の行動で失敗したことを自分の行動で成功へ変えることができるので、振り返ればひとつひとつが自信になるのと、失敗しても成功への道を考えることができるようになります。


子どもが何かマイナスな行動を取ったときこそ
学ぶチャンス!
それを放っておかないで、かける言葉が大切だと思っています。


そんなわけで冬休み期間は
“やりたいことをやるために、やるべきことをや“を守り、決めた約束を守らないときには、やりたいこともできなかった娘。

やりたいことができなかったときには不機嫌になってました。
でも母は動じません。
約束事は私が一方的に押し付けたのでもなく、相談して自分で決めたことなのだから。
もちろん、できなかったことにはフォローを入れ、できなかったことを自分自身の問題と受け入れ次につながる前向きな言葉をかけています。

生活面では忘れ物だったり片付けだったり同じ失敗を幾度となく繰り返していますが(笑)それでも最近はずいぶん見通しが持てるようになり、今回は宿題のスケジュールを全て任せてみたのですが新学期2日前には90%の宿題を終えていました。(直しはありましたが)

最終日には、娘ふたりと6時前に出発。早朝7時から登山をしてきました!


登りながら、日の出を見て
すがすがしい気持ちと心地よい運動量
息が上がりながら山道や階段をのぼり
山頂で見た景色はほんとうにきれいだった!!


息が上がっているときは、「もう疲れた、嫌だ、、、」と
やる気をなくす次女でしたが
「行く」って言ったから連れて行ったのだし、自分で決めたこと。

はじめてケーブルカー等に頼らずひとりでのぼり、おりてきたことに自信をつけた様子。

大変なことの後だからこそ得られる感情ってありますよね。


所得や学歴より「自己決定」が人の幸福度を上げる
という記事を見たことがあります。

自分の道は自分で決める

とはいえ、子育てで
全部好きなように というわけでなく
自己決定したあとの結果に対して親がどう関われたか?はその子の心理面を大きく左右するものだと思っているので

やっぱり 会話は大事ですね。

子どもがたくさん話してくれるうちに
たくさん話を聞こう。

長くなりましたが
いつも自分の思いを綴るだけのこのnoteを読みに来てくださる方、ありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。



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