復刻版ブログ15「不動産投資を親子副業でやるべき3つの理由」
振り返って
中学生の息子と二人で会社を設立すると決めた時、どのような事業をやっていくのか?を少し先の未来まで見据えて考えいました。
会社設立のきっかけとなった、息子と同世代の小中学生向けの金融教育事業。そして自分達と同じように親子で副業を始めたい人向けのコンサルティング事業。この二つが当面の事業内容。
そして法人設立数年後には、息子と一緒に投資事業にも手を出したいと考えていました。一つは株の投資、もう一つは不動産投資。
特に、不動産投資を行うのであれば、親子副業でやるのが良いと思っていました。その理由は3つあります。
①子供でも分かりやすい投資
株の投資に比べて子供でも理解しやすい。おそらく中学生くらいであれば十分理解できると思います。
今年から高校の授業で投資信託などの資産運用の授業が開始されました。でも想像してみてください、株はおろか株式会社のことすら知らない高校生に投資信託が理解できる訳がありません。
どんな企業が有望なのか?財務状況はどうか?マーケットは?為替は?子供からしたら会社のことは未知の世界ですし、目に見えないので理解しづらいのです。
ところが不動産は子供にも分かり易い。駅からの距離、買い物のしやすさ、治安、間取り、内装・外装の綺麗さ、どれも中学生くらいであれば人気の有無が理解できます。
だからこそ、不動産を購入する際に一緒に探してみる。家賃を一緒に決めて見るなどしてみたら良いと思います。子供の意見が参考になったりすることもあるかもしれません。
株の場合は一年に一回、紙で配当通知が来るだけですが、家賃であれば毎月銀行口座にお金が入ってくるのが見えます。親子で通帳を見ながらニヤニヤするのは楽しいと思います(笑。
②子供が社会人になって目標にしやすい
300万円貯めれば不動産オーナーになれます。300万円は頑張れば20代でも貯められる金額ではないでしょうか?地方の中古区分マンションであれば現金で買えます。都内でも半分融資してもらえれば十分買えます。
会社員をしながら不動産オーナーになる。20代にして毎月数万円の不労所得がある。ちょっとカッコイイし憧れませんか?
子供からしても、社会に出て最初に目標にするには、年齢的にも金額的にも丁度よいのがこれくらいの金額だと思います。だからこそ①で書いたように親子で10代のうちから経験しておくことが活きてくると思います。
③相続税がかからない
親子で設立した会社で不動産を購入することで、親から子への相続税がかからない。
個人で不動産を購入してしまうと、自分に万が一のことがあった場合、その不動産を子供に相続させたくても相続税がかかってしまいます。場合によってはその不動産を売却しなければならなくなってしまうかもしれません。
ところが会社名義で購入しておけば、親に何かあっても子供が会社を継げば実質的にその不動産は子供のものになります。
以上、不動産投資をするなら親子副業の3つ理由です。
これらの理由から、不動産投資に関わる事業は法人設立当初から想定していました。実際に会社の定款にも事業の目的として設立時に記載しました。以下、第2条の7にその記載があります。
そして今年、息子と親子副業で立ち上げた(株)バビロニアは丸三年を迎え4期目に突入します。ということでついに不動産の購入をします!
実は、昨年私が個人で購入した1棟アパートの管理も(株)バビロニアに委託しています。退去者が出たときの部屋のクリーニング、階段など共用部分の清掃など、実際に息子も手伝ってくれました。
ただ上記の定款が完成した時は、息子は親子副業のモチベーションがかなり落ちていた時期でした。当時のブログにそんな私の悩みが記されています。
会社の定款案が出来上がった(^^
先日の会社印鑑に続き、ついに会社の設立で重要な「定款」案が出来上がりました。
つまり会社の憲法のようなものです。その原案が司法書士の方から送られてきました。こんな感じ
↓↓↓
仕事で目にする契約書と似てはいますが、当然書いてある条項は全く違う。株主総会や取締役会について決めごとや発行株式について、会計年度についてなど記載内容は多岐に渡ります。
また一歩、法人設立に向けて進んだことになります。事務手続きは着々と進んでいるのですが、息子の勉強がなかなかペースが上がらない。下の図だと息子は④にいる状態だ。
起業に向けてやりたい思いはあるもののなぜか頑張ることができない。
①はやりたいことはないのだが、とりあえず親に言われて、先生に言われて頑張る子。
②は甲子園を目指して野球部で頑張るみたいな子。
③は成績が上がらないが諦めてしまっているような子
そしてある意味一番やっかいなのが④だ。もちろん同じ④にいても、中心に近い人と一番右下にいる人ではかなり違う。でも心と体がバラバラだったりとか、家庭環境に頑張れない原因があったり、理由は様々だがなんらか問題があるのだと思う。
うちの息子の場合は、これまで本気で何かに打ち込んだことがないので、どうやっていいのか分からない、とか、人より誘惑に対しての耐性が弱いなど思いつくものはあるが、大なり小なりそういう気質の中学生はいるのかな?
とりあえず、息子は誘惑と距離を置くためにスマホを私に預けてきた。必要な時だけ私から受け取るという方式だ。
試行錯誤しながら一歩ずつ進むしかないのかもしれない。