復刻版ブログ16「中学生社長の会社が出来た訳」
振り返って
息子と会社を立ち上げた当初、いろいろなところで「何で中学生の息子さんと起業しようと思ったのですか?」って聞かれました。そりゃそうですよね、中学生が社長の会社ってなかなかないですから(笑。そこで、毎回説明するのが大変なので、パワポで説明用資料を作成しました。
ということで早速、中学生社長の会社が出来た訳をその資料を使って説明していきたいと思います!
もともとキッカケは新型コロナウイルスの蔓延で、学校が休校になったことでした。
2020年の4月には緊急事態宣言が発令され、家の中で朝から晩までYouTubeばかり見ていた息子。それを見ていた私は、何かためになる本でも読ませたいなと日々思っていました。
そしてそれは、息子と交わした何気ない会話から始まりました。
息子「ねぇ、お金持ちってどうやったらなれるの?」
私「え?金持ちになりたいの?だったらまず、お金のことを勉強する必要があるかな」
本業は金融関係の会社の会社員をしていることもあり、子供には若いうちから金融の知識をつけさせたいなと思っていました。今がそのチャンスかもしれない!そう思った私は、その晩に息子と、経済の話、投資の話、政治の話、少子高齢化の社会問題など、お金に関わる様々な話をしました。
幸い、翌日も学校は休み。私も在宅勤務なので朝はゆっくりできます。気づけば夜中の1時をゆうに回っていました。息子はとても興味を持ったらしく、次々と質問してくるので、だったらといくつか中学生でも読めそうな本を買って、読ませることに。
読書嫌いな息子でしたが、私に毎日のように読んだか聞かれるので、頑張って数冊を読破!その結果、お金のことを学ぶことがいかに大切かを分かってくれたようでした。ちゃんと学べば少子高齢化で若い世代に厳しい社会になったとしても、お金に苦労せず生きていける、そういうことを理解してくれました。
ところが、友達にそういう話をしても、まったく耳を傾けてくれません。それどころか、「お金の本なんて読んでて恥ずかしくないの?」と言われる始末。どうやったら同世代にお金のことに興味を持ってもらえるのか?もっと真剣に考えてもらえるのか?そんなことを二人で話しているときに、私の頭にあるアイデアが思い浮かびました!
そう、中学生が株式会社の社長になれば、凄い!って思ってもらえて、同世代が聴く耳を持ってくれるのでは?中学生社長が語ることで注目も集まりやすいですし、どんなこと話すのかと興味も持ってもらえるはず。そんな狙いから、息子を社長に株式会社を設立しました。
せっかく息子に起業を経験させられるので、株主にもなってもらおうと貯金から5,000円だしてもらい、1%の株主に。
ただ社長になってカッコイイ!お小遣いが稼げる!だけじゃもったいない。どうせ会社を作るなら、社会に貢献できる社長になって欲しいと考えた私は、(株)バビロニアが目指すビジョンを一緒に考えてもらいました。
それが👇のイメージです。
この考え方をベースに、メイン商品を開発。それが小中学生向けお金の教室「StarBurst」です。
ありがたいことに、この「StarBurst」がビジネスプランコンテストで「奨励賞」を受賞。その結果、「StarBurst」は次で第6期生というところまで生徒を増やして来ました。また公立小学校や大手保険会社から先生として呼んでもらえることも。
いまでこそ、フジテレビに出演させていただいたり、出版社でトークイベントやらせていただいたり、少しずつ知っていただく機会も増えました。ただ、二人で会社を立ち上げたときは、まさかここまで来られるとは思ってもみませんでした。
コロナ休校が開け始めた2020年7月1日に産声を上げた(株)バビロニア。その法人設立が決まったときのブログはこちら👇
法人設立日決定 2020年7月1日!
法人設立日が決定しました!
2020年7月1日です。ついに、ここまでたどり着きました。
6月に入って司法書士の高橋さんからこれまで準備した書類一式が届いたので、内容を確認し押印して必要書類と共に返送しました。
送った書類は以下のとおり
01_司法書士への委任状(定款作成等)
02_司法書士への委任状(登記)
03_定款
04_発起人同意書
05_振込証明書(資本金入金)
06_法定代理人同意書(発起人)
07_法定代理人同意書(取締役)
08_就任承諾書(代表取締役_父)
09_就任承諾書(取締役_息子)
10_就任承諾書(取締役_母)
11_就任承諾書(監査役)
12_印鑑届出書(会社印)
13_印鑑届出書(会社印)2通目
14_印鑑カード交付申請書(会社印)
15_印鑑カード交付申請書(会社印)2通目
16_戸籍謄本
17_住民票
18_印鑑登録証明書(父)
19_印鑑登録証明書(母)
20_住民票(監査役)
ざっと20通。
間違えないように印鑑を押すだけでもドキドキ。私の実印、嫁の実印、息子の認印、そして会社の代表取締役印があるので。
上記書類の中で通常の登記ではないものがあります。それが、
法定代理人同意書
これは未成年の息子が発起人になること、(株主になること)と取締役になることを、親である代理人が同意する書類です。両親の実印が必要です。
こんな感じ↓↓↓
ということで、これで晴れて息子は中学二年で株式会社の取締役で社長になれるのです。
いやー、ここまで3カ月。あっという間でした。息子に社長やってみる?と雑談で話したのが3月末ですからね。
なんでもやってみれば出来るものです!とは言ってもこれからがスタートですので、事業開始に向けて準備がバタバタです。