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道を照らす

 怒りと憎しみは非常に強いエネルギーを生み出し、その感情を運動エネルギーに変換して自分を奮い立たせていた。そうしているうち、怒りや憎しみをもたらす情報に即座に反応するようになっていた。

 しかし、その規範に基づく行動は罪悪感や虚しさを私に与えた。それを心心理士に打ち明けると怒りや憎しみは生理現象だと諭してくれた。

 それでも「怒りに思うのは自分が未熟だから」という考え方から抜け出せず、どうしても湧き上がる怒りを自分で許せないと、正義の名の下に怒りを正当化し、自己嫌悪の悪循環を繰り返していた。

 自分の感情を処理し、思考を整理する方法は他にないのだろうか?そう悩んでいるときに薬物を使う機会に遭遇した。大切なのは、そう感じている自分、そう感じてしまった自分を受け入れることだったが、その時はそう考える余裕がなかった。

 使用しているうちに、自分を見つめ、感情を処理するために大麻を使うのは便利だと気づいてしまった。しかし、何かに頼らず自分でできることをしないと、後で代償を払うことになり、自己成長と自己実現の機会を放棄することにつながる。これは何に対してもいえることだ。

 本当は、人には大きな可能性がある。自分で決断し、行動することで、その能力と可能性を開花させることができる。その手間を惜しまず、楽しんでいこう。

2015 3/10


苦悩は活動への拍車である。
そして活動の中にのみ我々は我々の生命を感じる。

イマヌエル・カント


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あいひん
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