夏に読みたい一冊
太平洋ど真ん中の無人島に遭難した16人の男たち。島と言っても環礁で木も無い、飲み水も無い、過酷な環境。照り付ける太陽の下、明るく、勤勉で前向きな日本人全員が生還した本当のお話。
須川邦彦『無人島に生きる十六人』
少年倶楽部という少年向け雑誌に連載された為、冒険譚として描かれており、読後感は正しく、前向きな気持ちになる内容である。
みんなで知恵を出し、技術を出し合い、助け合って生きていく。
1899年(明治32年)に太平洋のハワイ島の北、パールアンドハーミーズ環礁に流れ着いた実話である。
新潮文庫の他に青空文庫でも読めます。