ママと赤ちゃんの心を満たす。そんなケアを目指して
今日は助産師さんのケアについて紹介します。
一緒に活動を行なっている助産師さんの言葉です。
ニューボーンフォトを撮りたい!と思ってサービス予約してくれた方のところに、もれなく助産師さんがついてくるという仕組みを作っているのにはわけがあります。そう、初めてのお産では産後どんな状態になるのかが想像できないのです。だから、助産師さんの必要性もわからなくて当然だと思います。
でも彼女たちが、どんなケアをしているのか、少し紹介します。
ママと赤ちゃんの心を満たすケア
団地の助産師(小笠原千恵さん)のFBより
お産が無事におわり、赤ちゃんと待ちに待った対面、幸せで満ち足りた気分もそこそこに、ママは山盛りの覚えなくちゃいけないことに追われます。退院してからは、それをこなせるか、緊張の日々が始まります。
【産後10日目の乳腺炎のエピソード】
2-3日前から風邪気味で、今朝から乳腺炎症状があるというママからケアの依頼。退院後まだ1週間も経ってない時期だったので、出産した病院に連絡することをおすすめしましたが、熱がないので、様子を見るように言われたと。
訪問すると、ママは、見るからに体調が悪そうで、疲労が溜まっている感じ。赤ちゃんはまだほんとに生まれたてほやほやの新生児。
なにがそんなにママを疲れさせるのか。
乳腺炎のケアをしながら話を伺ってると、ママが赤ちゃんとの生活にとても緊張していることがわかりました。
赤ちゃんが泣き出すと、トイレにもいけない。ご飯も食べれない。ずっと赤ちゃんを泣かせないように緊張しながら生活してると。
いつもはあまりアドバイスじみたことは言わないようにしてるんですが、
少しだけ、こんなお話をしました。
ママが赤ちゃんとの生活に慣れようとがんばったり、緊張するのはとても自然なこと。
でも、ママは赤ちゃんのことをいつも最優先にしなければならないわけではないんじゃないか。
ママがトイレに行っている間は、赤ちゃんには待って貰えばいいし、ママがご飯をしっかり食べ終わってから赤ちゃんにおっぱいをあげればいい。赤ちゃんが泣いているってことは、ちゃんと生きてるってことでもありますよ。というようなことを。
ケアのあと、ママと水ようかんをいただきました。赤ちゃんの話ではない、近所の和菓子屋さんの水ようかんの話をしてるママの表情は緊張感が和らいでみえました。
この様子から、ママにはちゃんと前向きにやっていける力がある、と感じました。
3ヶ月たった頃、ママから連絡をいただきました。
赤ちゃんが泣いてるってことは、生きてるってこと、と思えるようになってから、力を抜いて赤ちゃんと向き合えるようになり、育児が楽しくなったと。
ママは、今では自分の周りのママになったばかりのお友達にも、赤ちゃんとの生活は緊張しすぎなくてもいいとアドバイスすることもあるそう。
心が満たされたママが、他の誰かを助ける。サポートの連鎖が生まれるとうれしいです。
BABYBOOTHでは、訪問したママ達と助産師さんとを繋いでいます。
出張範囲が広範囲なため、継続での訪問ではなく近隣助産院を探すアドバイスになってしまうこともありますが、LINEやメールでの相談はお受けしていす。一度、面識のある方に限らせていただいておりますが、そうでない方も、予約に際して事前に不安なことがある場合はお電話やメールなどでできる限りお話をお伺いさせていただければと思っています。(診断・診察はできません)
サポートしていただいたお金は、今と未来の子供達のために使っていきたいと思います。