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助産師は撮影現場で何を見ているか

おはようございます。
最近月一で蓄膿症に罹患するこの頃です。ああ、今月も、またきたね。

さて、撮影に助産師さんが同行して一体何をしているの?カメラマンだけじゃだめなの?
ということなのですが、写真を撮るだけならばもちろんカメラマンだけでいいと思います。うん、たぶんいいんじゃないかな。

超絶赤ちゃんが大好きで、隙あらば抱っこしたいと願っているわたしですが、一方でその扱いに対しては恐怖心を持っています。
なんて言葉が最適かはわからないけど、たぶん恐怖心だな。
だって、新生児ですよ。ふにゃふにゃで儚げでしかも目の前のお母さんがつい最近産んだ赤ちゃんですよ。
その赤ちゃんの撮影に、万が一があったらと思うと、わたしは本気で心底震えます。怖すぎです。もう、本当に怖くて怖くて仕方がない。

ということで(もちろんわたしの恐怖心の払拭のためだけではなく、赤ちゃんとママにとってそれが最適だ、という理由で)助産師さんという強力な助っ人と一緒に撮影にいっています。彼女たちが撮影中に何をしているのかというと、検温だったり、ポージングだったり、基本的に赤ちゃんにさわること全部をしてくれているのですが、もう一つ、さらりといろんなことをチェックしてくれています。

聴覚障害、先天性代謝異常、股関節脱臼、心臓疾患などなど。生まれてすぐはわからないけど、1ヶ月検診で調べるような項目です。
ただし、助産師さんはあくまでも新生児期の疾患については詳しいけれども診断や診察ができるわけではないということも同時に付け加えておきます。
あれ、なにかちょっと心配だな、そういう感じで常に赤ちゃんに気を配ってくれています。
たとえば、心臓疾患などは、生まれた時にちゃんと心臓が完成していなくて穴が空いているということがあります。これらは成長過程でちゃんと普通に機能するようにはなるのだけれど、そういうことを知っているのと知らないのとでは、赤ちゃんの扱い方がまるで違うと思っています。
低体重や黄疸などもよくあることですが、予定日と出生日その後の経過を母子手帳で確認し撮影時間を区切ったりしてくれています。

もう一つ見てくれているのがお母さん。問診で出産の様子と産後の状態の確認をしてくれています。
特におっぱいに関しては、産科医でもなく小児科でもなく乳腺科でもなく、助産師の担当分野です。(乳腺炎の場合は病院へいかなくちゃいけません)
発育状態に合わせた母乳とミルクのバランスや、授乳方法、そして赤ちゃんとの生活全般について彼女たちの専門分野です。
そして、産後のママが一番知りたいことの数々もここで聞くことができるといっても過言ではないと思っています。

じゃあ、ちょっと心配な赤ちゃんやママと出会った時にどうするの、という話は次回に!

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井上麻衣
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