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今年ほど東京住みだと言いづらい年があっただろうか〜TOKYO2020〜

「どこ出身?」「どこから来たの?」の答え「東京です」には、いつも嫉妬と羨望と嫌悪と排除とをごちゃ混ぜにして上から蓋を押したようなリアクションが返ってきた。

私はこの手の質問に辟易としていた。

自分が東京出身であることに負い目を感じ、隠したいと思ったこともあった。


私は東京生まれ、東京育ちである。

それを羨ましいという人に何人も出会ってきたが、私からすると自分が東京の人であることに二十歳になるくらいまであまり気づいていなかった。

年のために言うが、嫌味ではない。

えーと…たしかに日本生まれ日本育ちですが…とか、まぁそう言われれば自分、哺乳類ですかねぇ…くらいの感覚なのだ。

東京で生まれ育った人ならわかってくれると思うが、そもそも区内にいると「03」や「東京都」そして「〇〇区」まで略され普通に話が進むし、文面もそれでよかったりする。

だから自分が東京人なんだ!!とかそういう自覚みたいな、もしかしたらそれ以外の道府県に住む人が想像する選民思想みたいのは本当に、無い。いや、無かった。これは私だけかもしれないが。


まぁ何が言いたいかって、今まで東京生まれ東京育ちは微妙な思いしてきたけど、コロナになって出身とかじゃなくて東京住みなだけで結構肩身狭くなったよね!って話。

言い難いし、隠したくなる


ね、やっとわかったか!!



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