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拝啓 父 (死んでくれ)

人生で一番憎んでいる人間から、またどうせ性懲りもなく繰り返すくせに、反省と称した無駄な手紙が来た。

父だ

父と呼びたくもない。

犯罪者です

私からすれば、立派な。


返事を出す気はないので、ここでめちゃくちゃに返信してやりましょう。

まず、字がとても汚かった。というのが第一印象。あの人バカだし最低だけど、なんか人物像に似合わず(というか男性の場合は字がうまいサイコパスってたまに居ますねただの独断と偏見ですが)、でも字は上手かったんですよ。でも、今回の手紙汚いというか字が上手く書けてない感じだった。

あれは、私への申し訳なさでとかとかではなく、どちらかというと最近上手く字が書けない精神状態なんじゃないかと思う。ざまあみろです。でもまぁどちらにしろ終わってるので、せいぜい周りにだけは迷惑かけずにくたばって下さい。

はい、次にまだ分かってないんだなーって腑に落ちてないの透けて見えるなぁてポイントがいくつかありました。まぁ具体的に思い出したくないから割愛。

私は今0歳の赤ちゃんを育てているんですが、「赤ちゃんでもそんなに声を張り上げて泣くことは稀なんだなぁ」と子育てして気づきました。それくらい私は物心ついたころから家を出る20代前半まで、あの人が感情に任せて激怒するたび、いつも何時間でも声を張り上げて泣いていました。いや泣かされました。

そのせいで今も声が上手く出せません。これはずっとコンプレックスでした。小学校のころはずっとかすれ声でしたし、音読や先生に当てられて読むのも大嫌いでしたし、学芸会や前に立って声を使ってやることは全部大の苦手でした。今でも話すことが苦手なのの半分は声が上手く出ないからです。泣き叫びすぎて声帯が傷ついてしまったのでしょう。最低ですね。よく幼い女の子にそんなことができたものです。まぁ心がないヒトですからそれもそうでしょう。

まぁそんなことをずっと何十年もされて生きてきたので、当然心にも重症を負いました。それがこの躁鬱病/双極性障害です。まずそもそも遺伝的にあいつからきちんと頂いちゃってます。あいつっていうのは生物学的に父親のことです。でも私を作った時にはまだ自分が躁鬱だとは気づいてなかった様子なので(本当かは知らないけど)、それは8万歩譲って許すとしても、その後の環境的要因をばっちり作ってくださったのは紛れもないあいつです。

過去をくよくよしたって意味がない

おっしゃるとおりです。

でも、過去のせいで今日までバッチリその後遺症が、障害が残っていたら、その過去を恨まずにやっていけますでしょうか。

それを乗り越えられる立派な人もいることは知っています。でも私はそんなできた人間じゃない。

声を出すたび、娘が泣くたび、鬱が来るたび、あいつのことを過去のことを思い出さずにはいられないのです。

もしもタイムマシーンがあるなら、初めてあいつが私を、悪意を持って泣かせた日に戻り、「それはれっきとした児童虐待だから、あの人とはきっぱり別れなさい」と母に告げるでしょう。いや、もっと強引になんとしてでも両親を離婚させます。 

本当は今でも離婚してほしいんです。もう意味がなくても、今更でもあの頃の私が少しでも救われる気がして、離婚してほしいんです。これは本人にも伝えてますが全く要求を飲んでは貰えてません。悲しいですね。

はぁ、あの人のことを考えるだけで怒りと殺意と途方もないエネルギーを放出してしまうので今日はこの辺で。


憎悪にまみれた文章なので観覧注意です。

ま、もう遅いですが(笑)

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