福沢諭吉『心訓七則』。。?
洋服のお直しは、
1に愛情、
2に愛情、
3・4がおやつで
5に技術‼︎
というのが根底にあって、日々仕事をしています。
特別、無理して気を配っているわけでもないのですが、
この辺は、自分の育ってきた環境に感謝するしかないのかなと思います。
なぜか、
福沢諭吉の『心訓七則』の額が、小さい頃から家にかけてあって、
狭い家だったので、いつもいつも目について、
読んだり読まなかったりでしたが、
だんだん刷り込まれていったのでしょうか。
サブリミナル的な感じで笑。
額を見あげて読んでいた、幼い自分のことは、
今でも記憶に残っています。
大きくなるにつれて、
なるほど。。。と納得しながら読んでいました。
この七訓とは、世の中で〜〜〜から始まる文言で、
○世の中で、一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つ事です
○世の中で、一番惨めなことは、人間として教養のない事です
○世の中で、一番さびしい事は、する仕事のない事です
○世の中で、一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です
○世の中で、一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩に着せない事です
○世の中で、一番美しい事は、すべてのものに愛情を持つ事です
○世の中で、一番悲しい事は、うそをつく事です
どこかで目にした方も多いと思います。
でも、実はこれ、どうやら福沢諭吉が作ったものではないようです。
そのことを知っても、わたしは裏切られた〜!
とか全くなく笑
大人になって、この心訓のことは、すっかり忘れて生活していて、
何かのきっかけで再び思い出して、ああ福沢諭吉が作ったやつだっけ。。。みたいな感じだったので、
諭吉先生がおっしゃってて素晴らしい心訓だ‼︎
ということは微塵もなく。。。
まぁ、誰が作ったかわからないけど、
なんとな〜く、この七則が根底にある気がすると思えるのは、とてもありがたいと思います。
一生涯を貫く仕事に巡り会えて、大学にも行かせてもらえる環境に育ち、おかげさまでみなさまから仕事もいただき、生命の営みのない服やぬいぐるみにまで愛情を持てるようになって、
こんなに適性のある仕事に従事する事が出来て、
感謝しかないです。
若いころは、天職だ!
と思い突っ走ってきました。
振り返れば、導かれていたのかもしれないと思う今日この頃です。
人生で初めてのきちんとした修繕というものに携ったのは、大学の卒業制作だったわけですから。
しかも、国宝。
そのころから、見えないレールが敷かれていたとは、ほんとに驚きです笑