奇妙に明るい部屋で
ほろほろ剥がれていく、役立たずたちが排水溝に吸い込まれていく。
(きっとあなたは死ぬことに精一杯だから、汚なく笑うことだってできる。)
指爪の微細な光、浴びて、浴びて、守って、塗りつぶして、
洗われた身体を所在のない場所に押し込む。
身をこごめて風と光にたえる。
やぶにらみに覗けばいい眺めの窓だ。
行かない、どこにも行かない、行きたくない、…………においがいい。
視線がけむりに酔ってくると、
爪を寿ぐ。
ドーナツ屋さん、クレープ屋さん、アイスクリーム屋さん、、
手荒にしても動じない髪の毛だ、
綺麗に、洗われた。
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