死にたい感情
「死にたい」そう思うのは病気、という文章を少し前にネットで見つけた。
私はそれを見て本当に驚いた。だって、死にたい感情は誰しもが抱いたことのある感情であると思っていたからだ。
鬱というには大げさで、けれど正常とは程遠い、そう思って生きてきた。
ふとした時に、息がうまく吸えなくなる。喉がキュッと閉まる。
食べることに少しずつ関心が持てなくなり、眠ることすら億劫になる。
そう感じて生きている人は自分だけじゃない。だから病気じゃない。
そう信じたい。
けれど、ふとした時に「死にたい」「消えて無くなりたい」そう思う。
病院に行ったら何か変わるのだろうか。
きっと母親は「大げさ」「何悲劇のヒロインぶってるの?」そういうに決まっている。
胸の内を吐露できる存在が欲しい。
唾を飲み込んで、気づかないふりをするのをやめたい。