超遅刻魔が生産性を爆上げして地方移住を実現した話
極力働きたくないし、朝は起きれぬ。
そんな私だが、東京企業に在籍したまま地方移住して1ヶ月が経つが、
ごく当たり前のようにリモートで都心のチームと仕事をしている。
「地方移住の実現」は、私にとってはリモートワークを突き詰めた結果得られた報酬だ。
この報酬を得られたのは、リモートワークで出せる生産性がある境界線を超えたからだと考えている。
その境界線とは何か・役に立っている考え方は何かを明確にしていく。境界線について語る前に、まずは役に立っている考え方について書いていこう。
超遅刻魔の私でもできるのだ、本当に誰でも再現できるだろう。
リモートワークの役に立つ考え方
リモートの役に立つ考え方というのは、「生産性を高めるために」を考えることに繋がっていく。
そこでまず「生産性を高める」ということを分解して考えてみたい。
生産性を高める
生産性を高める行為というのは、費用対効果が良いものだと考えている。
この費用対効果の捉え方としては人の立場によって数多の見解があると思うが、今回は私の場合を例としてあげたい。
私の場合、自分のプライベートタイムを満喫することが人生に置いて最も生産性が高いことだと考えている。
仕事においては自分の代わりは効くが、プライベートに置いては絶対に変えは効かないためだ。
したがって、私が私らしく生きるにあたって、プライベートの時間を守ることが最も生産性の高い行為なのだ。
自分にとっての生産性を上げるためには
自分にとって自由な時間を沢山作ることが、自分にとっての生産性を上げる行為であることがわかった。
無論その逆の行動も存在する。それは当たり前だが、「不自由な時間」を増やすということだ。
不自由な時間
自分にとって不自由な時間とは、残業や通勤時間などの時間である。ただ自由な時間を浪費するだけのコストだ。
これを生まないことが生産性アップに直結する。それではどのようにして生産性をあげたのか具体的な手段で考えていく。
オフィス勤務時の遅刻魔の日常
冒頭にも書いたが私は超がつくほどの遅刻魔だ。
朝起床した後、気分が乗らなくて電車に乗りたくないため時間を家で浪費するのは当たり前だった。今思えば、この時間で勤務開始時間を食い潰すこともよくあったと思う。
しかし、上述の通りプライベートの時間は決して食い潰すことがないように、限られた時間内で人以上の成果を出すことを徹底していた。
限られた時間の中で最大限の成果を上げること
遅刻魔の私が周りから文句を言われずに、プライベートの時間を守るためには徹底した成果主義を実現することが必要だった。
そこで徹底したのは、以下の4点だ。
一 無駄なことはしない
二 誤解しない・させない
三 同期時間を作らない・非同期でやる
四 単純作業では対面の意味がない
無駄なことはしない
これは基本だ。
目的の明確ではない作業はやってはいけないし、振り出しても意味がない。つまり費用対効果の低い行動である。
必ず何をするにも「目的」が重要であり、作業・会議を徹底して吟味するようになった。
その結果、無駄なことをしないため、成果に直結できる動き方を取ることができるようになってきた。
誤解しない・させない
言った・言わない問題や雰囲気で理解されて間違った方向に進むなどよくある事だと思う。
しかし、それを訂正する作業や会議を考えると費用対効果は低い。
そもそも自分が誤解しないこと・誤解させないことを徹底することで、無駄になってしまう時間を未然に防ぐことができるようになる。
この辺りのコミュニケーションを舐めていると、生産性は上がっていかない。
誤解を生まないように余計な忖度や言い回しをやめ、直接的な言い方に徹するようにした。その結果、認識合わせに時間をあまり多くかけることがなくなり、欲しいものを届ける・届けてもらうことができるようになった。
しかし、直接的な言い方はナイフだ。
相手を傷つけてしまう要素も含んでいるため、素直に感謝もどストレートにぶつけるように心がけた。
そのうち、相手もストレートに言ってくれるようになってきた。
この取り組みにより、チームの心理的安全性が向上し、チームとして生産性を出せるようにもなってきている。
同期時間を作らない・非同期でやる
端的なコミュニケーションを取るようになってくると、結局文面が最も端的に誤解なく・伝言ゲームの必要もない費用対効果の高いコミュニケーションだということがわかってくる。
つまりチャットだ。
大体の作業指示や方針確認をチャットで行うことができれば、対面で同じ時間(同期的)を過ごす必要はない。
相手の返しやすいタイミングで返してもらうというコミュニケーション(非同期)が実現できるようになる。
相手にとっても作業の片手間で相談できるし、自分も作業しながら会話できるので、差し込みによって作業が止まることが減り、より手を動かすことができるようになり、生産性が向上する。
非同期作業の徹底
上述のチャットでのコミュニケーションが主たるものになってきた時、同じ空間で仕事をすることで得られる恩恵が単純な作業においては発生しなくなってくる。
つまりオフィスに行く意味がないのだ。※ (あくまでチャットで成立する範囲。みんなと仲良くなったり、初めて会う人と距離を縮めたかったり、対面のパワーに頼りたい営業時はこの限りではない。)
オフィスに行かないとなると、出社の通勤・退社の通勤の時間すらも発生しなくなり、より生産活動にのみ時間を当てることができるようになってくる。
このようにして、私たちは能動的な理由でリモートワークを実現する道を進んできた。
リモート勤務時の遅刻魔の日常
通勤時間がなくなった私は遅刻するという概念から解放され、生産性モンスターになることができた。
現在の1日は以下の通りだ。
お分かりだろうか、オフィス勤務をやめるだけで1日を占めるプライベート時間が18.8% から 22.7% まで向上している。また通勤時間もないため、勤務に充てる時間も多く取れている。
しかし生産性を捨てていないため、より効率よく多くのタスクを実行することができるようにもなっている。
生産性を爆上げした結果...
オフィスにいる必要がないという現象を作ることができるようになった。
そして、オフィスにいる必要がないということは、東京にいる必要がないということにもつながってくる。
この生産性向上によって、自分の生き方の幅を広げることにもつながってきている。
生産性を意識すればするほど、「生きる」が自由に
原則働きたくないし、朝は起きれぬ。
だからこそ、全力で仕事の効率を求めることで楽に、より自由になれた。
これは周りの協力がなくては実現しない。
でも逆に周りの協力を得ることができれば、私以外の方でも再現できるし、その周りにも良い影響を与えられる話だ。
最後に
明日からできること
まず、遅刻から初めてみたらどうかな?
なんちって。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
バボでした。
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