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アーモンドミルクとソイミルクはなぜアートしずらいのか

「大丈夫大丈夫、ソイはラテアートうまくかけないから」

誰しも人生でそんな一言を言われたことがあるでしょう

あります

「へーそういうもんなんだ」で終わってませんか?まあそれでもいいんですが、それらをスチームする上でも、どういう性質を持っているかを理解していることは、有利に働きます。

働きます

ミルクの種類によって、泡立ち方に違いがありますよという話です。基本的に乳脂肪分が高い方が、泡立ちやすいです。だから低脂肪牛乳だと、中々ラテアートを書くのは難しいのです。その他、アーモンドミルクは泡立つけど混ざりにくい、ソイミルク(豆乳)は泡立ちがいまいちだけどよく混ざる、 ライスミルク、ココナッツミルクは殆ど泡立たない等、特徴があります(メーカーによっても異なります)。

ソイミルクに関していえば、調製豆乳よりも、無調整の方が脂肪分が高いので、より安定したフォームドミルクが作れます。(しかしそもそもの量が少ないので不安定です。)

そしてもう一点、やってみた事ある人ならおわかりでしょうが、いい感じで豆乳を泡立てたつもりでも、エスプレッソに注いだら固まって、うまく流れていきません。調べたところ、豆乳のタンパク質がコーヒーの酸と反応して固まってしまうのが原因のようです。

対策

・より焙煎度の深いコーヒー豆でエスプレッソを抽出する(焙煎度が深いと酸は減ります)

・蛋白質が少なめの調整豆乳に変える(ただし、調整豆乳は大豆以外の成分が色々入ってますので、製品によってはむしろ阻害するかもしれません。)

・豆乳を高温になりすぎないようする(高温のほうがタンパク質が固まりやすいそうです。)

基本的にはアーモンドミルクでも同じような理由でラテアートがしづらいです。でも近年では、よりラテアートに向いているソイミルクや、アーモンドミルクの開発なども進んでおり、色々な種類のミルクを使ってみて、より味も良く、扱いやすいものを選ぶというのも大事なことです。

ちなみにアメリカのソイミルクは、日本の豆乳と違って臭みもなく、甘みもあって個人的には大好きです。普通にソイラテにしても美味しいです。

環境のことを考えると、これからはもっと植物性のミルクビバレッジももっと飲まれることになっていくと思うので開発が進み、どんどん美味しくなっていくことを期待しておる今日この頃、いかがお過ごしですか?


それでは、ごきげんよう

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