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1本目「シン・仮面ライダー」

※本作のネタバレ的なのは書く気は毛頭にないが、観てないと分からない箇所も多々あるので、その辺はご理解を。

「シン」シリーズはエヴァ以外ほぼ全部観る流れになりつつあるので、こちらも視聴。

正直な感想としては面白い。
おそらく、原書に触れてないからこそ楽しめた一本だと思う。

そう、これも先に提示する、私は原書であるTVシリーズは視聴していない、というより仮面ライダーそのものがほぼ初見である。その上で、この先感想を述べていると思って欲しい。

「シン・ウルトラマン」は原書が気になるのに対して、こちらは原書を知らなくてよかったと思う対局作品に思える。

ただ、原書を知らない人間視線でいうと、正直話の繋ぎ方が雑な印象。

ただ、この雑さはわざとやっていると思われる繋ぎ方なので、判断が難しい。 監督の「それよりもここ見せたい!」「この見せ場と見せ場を繋ぎたい!」という主張みたいなのがあるのではと。

これ自体は「シン・ゴジラ」でも感じていた部分なので、味・演出方法とみた方がいいけど、人によってはただの雑味にしか感じないだろうなと思ったり。

作品的ににいえば行間を読むというところか、この行間が他の作品に比べて開いているので余計に雑味だと思う人は多いんじゃないかと思う。

ただ、ここ最近の丁寧過ぎる話作り……こちらは会話で全部説明しているじゃないかと突っ込まれそうだが、昨今うっすらと感じる演出や演技による一本調子感が増えつつある気がする……と比べ、雑い分速度は感じた。

いや、雑いという表現は適切ではないのかもしれないが、私に語彙がない為に、雑いという単語しか出てこない。

あと暗い! 映像的にも話的にも暗い。
ただ、常時暗いおかげで派手な爆発やエフェクトが目に焼き付くように映って、「目がぁぁっっ!」とやられつつも焼き付いた。

なんというか、衝撃的なシーンが目に焼き付くというのを物理的にやられた気分。

だが、これはこれでいい。最近のは明るくハッキリしまくりなので、優しいけど、時々こういうどぎついのも欲しいよね。うん、ほしい。

最後に、スタッフロールに助手や見習いが多いのが印象だった。
後進にもリスペクトしてる……もしかしたらハリウッドのスタッフロールでもあるのかもしれないが、英語は瞬時に読めんからなぁ、その場合はこちら勘違いですまぬ……んだなーっと思ったり。

総評的には面白き作品だったが、これは賛否両論、他者を誘うのは難しい一品だ。

追記
あのバトルシーン観て思ったけど……監督、シン・ドラゴンボールとかどうでしょうかね?

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