世代間の理解に必要なものって?
12周年会の前日、夏につづいて日本大学文理学部で「シニア☓テクノロジー」の講義をしました。
学生のコメントで印象に残ったものがありました。
「大学生になると、先ずはInstagramや旧Twitterが名刺がわりになってつながります。LINEは親しい友人のみと交換します。Instagramをやったことのない自分は、どんな風に発信したらいいのか戸惑って、学生の雰囲気についていけませんでした。
年代は違うけれど、もしかしたらシニアもこんなふうに感じているのかと思いました。」
という内容でした。
若いひとに「高齢になったときのことを想像して」と言っても難しいし、シニアに「高校生だった時代があるんだから、若いひとのことを想像して」と言っても難しい。
世代間の理解に「時間軸」は不向きなのだと感じています。
違うところも多い、だけど同じところもある。その小さな「同じところ」を共有することで”分かる”こともあるのではないか?と最近考えていました。
なので、この学生さんの「同じところもある」というコメントが妙に心に刺さったわけです。
今年は、BABA labに新しいインターン学生も来てくれて、大学生と話す機会が増えました。
私のような中高年(初老?)だけでなく、来年は若いひとたちも一緒に、超高齢社会について考える機会をもっとつくりたいなと心新たにしました。
BABAlab 桑原静(くわはらしずか)
プロフィール https://scrapbox.io/sizkababalab/
「長生きするのも悪くない」と思える仕組みをつくる
http://baba-lab.net