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煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第1期6戦目】02/10(土)

35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。今週は6連勝を目指す。

※煉獄コロガシとは
 1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
 サラリーマンの年収を超える。
 ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
 とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
 命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)

先週の第5戦を的中し、今週は6連勝を狙う。


【本 命】

今回の◎は、02/10(土)東京12レースの07サルヴァトーレとする。

【買い目】

 ◎ 07サルヴァトーレ  
複勝04 278,700円
投稿時点オッズ 1.6~2.1倍

まだ発走まで6時間あるし、オッズは全然変わるだろうが、いずれにせよ
1.1ということにはならないような混戦の売れ方。
しかし後述するように魅力はたっぷりであり、素直に一番強いと思える。
そのうえ人気を争うライバルがむしろ売れすぎともいえる状況。

この後のレースを見ていて馬場の特徴に極端な差し有利傾向が見られたり、
馬体重やパドックに心配な材料でも出てきたりでもしない限りは、
思い切って勝負してみたい。

【根 拠】

1.逃げ差し自在、枠の並びもヨシ。

2勝はともに逃げてのものだが、筒一杯というより最後までラップをあまり落とさず自身も伸び続けての逃げ切り。
そして前々走では前に馬を置いて折合い、好位差しの形で直線でもしっかり脚を使って後続を離しているし、前走も番手で我慢が利いていた。
まさにテンより中よし終いよし。
今回は枠の並びから見て、その気ならハナも可能。久々の逃げで気持ちよく走ればそれはそれで力を出しやすいだろう。
或いは隣のタケルペガサスが行く気を見せるなら番手でもOK。その場合はむしろ「ルメールの後ろ」を取れること自体が有利ともいえる。
どう転んでもゴール前で先頭争いしているシーンが想像できる。


2.前々走の時計が優秀 ー①

東京ダ良1600mで1.35.9というのは1-2クラス上の時計。
同条件で1.35.5~9をマークした馬は過去、3勝クラス突破は確定級で、半分くらいの確率でOPも勝っている。
実際、当時1.35.7で本馬に勝ったエルゲルージは先週の3勝クラスで2番人気3着と、昇級初戦で早くも通用めどを立てた。
本日は週中の降雪の影響で、良馬場スタートとはいかなかっただけに、
先行力があって持ち時計の裏付けがある馬は本命として心強い。


3.前々走の時計が優秀 ー②

とはいえ1.35.9をマークしたあの週は全体的に高速決着が多く、馬場自体が速かった可能性もあるので割引は必要かもしれない。
それでも
 2023.11.04 2勝クラス 47.2-48.5=1.35.7 →2着サルヴァトーレ 1.35.9
 2023.11.05 3勝クラス 48.7-48.5=1.37.2
というように、翌日の3勝クラスより前半1.5秒も速くて後半が互角だった。
それだけでも十分、価値ある時計と言える。
また、サルヴァトーレから5馬身離れた3着馬ギョウネンも、そこまで現級で3戦続けて0.1差に駆けてきた馬。そういう馬をちぎって、上のクラスを上回る時計で駆けたのだから、かなりの価値を認めてよいだろう。

4.前々走の時計が優秀 ー③

さらにしつこく検証するならば、
 2023.11.04 2勝クラス 47.2-48.5=1.35.7 →2着サルヴァトーレ 1.35.9
 2023.11.05 2勝クラス 47.8-36.2=1.24.0
同週・同クラスの1400mと11.7差の決着(サルヴァトーレ自身は11.9差)。

同級の東京ダ1400mと1600mの時計差は12.5くらいであることが多い。
そう考えると11秒台でまとめた11.04のレースは優秀なほうだといえる。
少なくとも2勝クラスのダ1600mとして標準以上のレベルの時計と言える。

5.叩き良化型 ー①

前々走が優秀としても、前走は4着に負けているじゃないか。
しかしそれは心配する必要がない。
本馬自身、叩き良化型。
デビュー時が、10→3→2→2→2→1着。
その後休んで、9→1→2着。
その意味では、前走4着を叩いて今回は3着以内が濃厚。
むしろ、過去の休み明けよりよほど良い発進だと言える。


6.叩き良化型 ー②

和田正一郎厩舎じたいが、叩き良化型。
休み明け初戦はほとんど走らない。
そして叩き2戦目でガラリ一変する(表①)。

表①   2022.01.01~ 和田正一郎厩舎 ローテ別戦績

しかも「走らないはずの休み明け初戦で、好走していた馬」なら、2戦目での馬券圏内確率は更に跳ね上がる(表②)。

表②  表①を叩き2戦目に限定し、前走着順別に集計したもの

更にその中でも、騎手の乗り替わりなく次走に臨んだ場合は、さらに好走率が上がる(表③)。

表③  表②の前走5着以上部分を、騎手の乗り替わり有無で集計したもの


本馬自身も、調教の履歴を見ると、
 ・休み明けの時は中間や最終追いで速い時計を出す。しかし凡走。
 ・叩き2戦目以降、調教では速い時計を出さなくなり、レースで好走。
というリズムになっている。
使いつつ仕上げていく調教の典型。
そして今回も、休み明けの前走では速い時計で追われていたが、叩いた今回、緩めの時計の最終追い切り。
はじめから前走ではなく今回勝負だったということは明白。


7.距離延長は歓迎

この馬自身、前走は実績のない1400mだった。そこから実績のある1600mに変わるのは歓迎。

のみならず、キズナ産駒全体の傾向としても、距離短縮より距離延長のほうが好成績。(表④)
そう考えれば短縮の前走で凡走→延長の今回で巻き返し、というストーリーに期待がかかる。実際、短縮→延長、というローテの場合、単なる延長時(④)よりも、戦績が良い(⑤)。

表④  2022.01.01~ キズナ産駒 前走距離比別戦績
表⑤  2022.01.01~ キズナ産駒 距離短縮した次走での戦績


8.相手関係が楽になる ー①

前走はダ1400mのスペシャリストが揃っていた。

1着馬 ラックスアットゼア
 1勝クラス勝利時の東京ダ良1400m1.23.4は3勝クラス級の時計。
2着馬 ニシキギミッチー
 1勝クラス勝利時の京都ダ良1400m1.24.4は同開催の2,3勝クラスを凌ぐ。
3着馬 ロードフォンス
 デビューから1400mしか走ったことがなく、ダ14は4着以下1回のみ。

これらを相手にして、
 ・初距離
 ・距離短縮が苦手なキズナ産駒
 ・休み明け走らない和田正一郎厩舎
という三重苦を抱えて参戦した前走は、4着に負けて当然だし、
むしろあの3頭から0.3~0.5しか負けなかったのは立派とさえ言える。

今回、それに比べればずいぶん相手関係は楽になる。着順が上がって当然。


9.相手関係が楽になる ー②

今回、東京ダ1600mという舞台実績を考えたときに強敵足り得るのは以下の4頭。しかしそれぞれ今回は不安を抱えている。
既述の1-8項を踏まえれば、サルヴァトーレが先着できる相手ばかりだと考えられる。

08タケルペガサス
持ち時計あるし、レモンポップはじめ強敵との対戦比較やいかにもスピードたっぷりというレースぶりから一番の強敵と考えられる。
ただ、評価の根拠となるレースは2020~2022年のもの。まだ2月だが文字面上は6歳でもあるし「昔の名前で出ています」感は否めない。
足元が弱くて長く休んでいた馬=いつまた・・・というリスクと常に隣り合わせなのに、昨秋なぜ実績ある日曜のダ1600mでなく土曜の1400mから下ろしたのか。勿論1600のほうにはルメールにコスタノヴァがいたからというのはあるにせよ、それなら前走でルメールのいない中山を武史で走らせたことの説明がつかない。その中山も、今開催の1600mまで待たず(今さら初めて)使ったのはなぜかという疑問も残る。
今のこの馬を見て「短縮のほうが向くのでは」「直線の短いコースのほうが合うのでは」といった見立てが多少なりあったのではないか。
そしてその2戦で共に6着に失速。
その末に帰ってきたマイルの舞台で、素直に従前の力を発揮することを期待するのは、危険なように思える。
前2走との違いがあるとすれば、中間の稽古を終始加速ラップで登坂できていること。そのうえでの「ルメールでマイル」なら、脚が溜まるような走りで巻き返してもおかしくないともいえるのだが・・・。


09エピックジョイ
府中マイルで3戦して(0,2,1,0)。しかし間隔を詰めるとパフォーマンスが落ちる傾向にあり、休み明けの前走を叩いて中1週の今回は字面の戦績を信用しきれない。
またダ良のほうが湿ったダより戦績がよく、稍重スタートの本日の馬場で、持ち時計のあるサルヴァトーレ相手に分が悪いと考えられる。


12ナンヨーヴィヨレ
持ち時計1位タイ。その意味では要警戒。
ただ当時は少頭数の最内から意表をついてハナを切ったのが奏功したもの。今回は7枠12番で、自分より内に先行タイプが複数いる。
また、前走でサルヴァトーレに大敗している。今回いかにキング騎手騎乗とはいえ逆転があるとは思えない。


13ビーアイオラクル
現級掲示板付近の常連であり、府中マイルも(0,1,1,1)。松山ならば位置を取って競馬もできそう。
ただ時計に限界のあるタイプで、常に自分の時計だけ走って決着時計と合致すれば着順が良くなるというタイプ。09エピックジョイ同様、今日の馬場では不安が残る。

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