全体は部分の総和に勝る
どうも。B+project代表の野田です。
今日はトレーニングの考え方に必要な『全体は部分の総和に勝る』というお話です。
全体は部分の総和に勝る
時計の部品を集めても、それを組み立てなければ時計として機能しません。
全体には部分の全て以上のものが含まれる。ギリシャの思想家アリストテレスはこう表現しました。
これは時計やトレーニングだけではなく、世の中の全てのことに言えるのだと思います。
トレーニングといっても様々なトレーニングがあります。
筋力トレーニング
体幹トレーニング
メンタルトレーニング
バランストレーニング
これ1つ1つでトレーニングは完結せず、お互いが相互に関係しあうことでトレーニングの効果として表れてきます。
「体幹が強ければ当たり負けしない」
なので、体幹トレーニングをやるだけでは当たり負けしない体を作ることはできないと考えています。
下の図はパフォーマンスピラミッドです。
図のように技術は体力をベースに作られ、戦術は技術をベースに作られるという考え方です。
これが成り立つと非常に簡単なんですが、そうもうまくいきません。
実際は
体力⇄技術⇄戦術
お互いが双方向性の関係性で高め合うことになります。
なのでトレーニング1つ1つ全てが大切になってきます。
これは経験的なことなんですが、クリニックでリハビリをしていると同じ怪我でもトレーニングのポイント、やり方が人それぞれ違います。その人にとって一番反応が引き出せるやり方を選択していきます。
つまり、やる気スイッチは人によって違うということです。
「当たり負けしない」ようになるためには、その子にとって何が(トレーニングやメンタル、または実践練習)やる気スイッチになるかわからないし、沢山の要素で構成されていると考えています。
選手ができない動きやメニューも、少し違うトレーニングや違うスポーツ、いろいろな刺激を入れてあげる事で出来るようになるかもしれません。
様々な経験を通して、もっともっとバスケットが上手に。そして、人間性も高めていければいいなーと思っています。