【事例インタビュー③】1億円越えの住宅購入を控えたパワーカップルの決断をライフプランで後押し
こんにちは、ブロードマインド広報の志村です。
我々ブロードマインドは「金融に倫理を、人生に自由を」というミッションを掲げ、「誰のための金融か」を念頭に日々コンサルティングを行っています。
サービスを提供する側と受ける側の“金融リテラシーの差”を利用したビジネスをするのではなく、お客様の価値観や望む人生をヒアリングしながら、一緒にライフプランを立てたり、金融リテラシーを身に付けていただいたりした上で、必要に応じて解決策として金融商品を提案しています。
しかし、FPに何を相談したら良いのか、どのように解決ができるのかイメージがしづらい方も多いと思いますので、こちらの記事では実際のお客様からご相談いただいた際に、どのようにお客様に向き合い、解決をしたかをご紹介していきます。
第3回目は、2015年に新卒入社をした大阪営業の平岡へ話を聞いてきました!
【事例】住宅購入をしたいパワーカップルのお客様
■面談者プロフィール
ご主人:会社員(当時30代後半)
奥様 :会社員(当時20代後半)
■意向/悩み
今後1~2年の間に、戸建てを建てたいと思っていて金額が1.5億円くらいになりそう。教育資金や老後資金も含めて生活ができるのか不安なので、全体的なお金の流れを踏まえてアドバイスが欲しいと相談にいらっしゃいました。
■解決へ向けた面談の流れ
今まで収支を気にしてこなかったとのことでしたので、精度の高いライフプラン表を作成するために、クレジットカードの明細を確認しながら、一緒に現状の収支を整理するところからスタートしました。
将来お子様が生まれた場合は、中学から私立の想定で考えたいというご夫婦の希望もあり、小学校3年生から年間100万円の塾代なども踏まえて、ライフプラン表を作成した結果は、老後まで問題なく過ごすためには、住宅購入の費用は1.3億円が適正金額ということが判明しました。
当初の希望額1.5億円でもローン自体は組めますが、子供の教育資金やご夫婦の出費を制限しなければいけなくなるとお伝えすると、「住宅ローンの負担が重くなって、教育費や生活費が圧迫するのは嫌なので、それであれば住宅は適正金額に抑えます」とのことで、方向性が決まりました。
今回のご夫婦の場合は、共働きでお互いに収入が高く、住宅ローンの金額が一般的な家庭に比べると大きかったので、働けなくなってしまった時やがんをはじめとした三大疾病になってしまった際の収入減少リスクに対して備えていく重要性をお伝えしました。
また、現在の資産や毎年一定貯まるお金を全額銀行預金に預けておくのは、機会損失のため、金利を付けることも重要だとお話しし、積み立てはNISAとドル建ての養老保険を活用することになりました。
💡実際の対策
✓就業不能保障:会社団体保険が民間の保険に比べて保険料は高いものの、働けない状態になってしまった際に給付がされやすい条件だったため、就業不能は会社の団体保険でカバーしていただくことに
✓三大疾病保障:もしも三大疾病になってしまった際は、ご夫婦ともに2000万円がおりてくるようにして、収入減少に備える
✓NISA:投資経験のないお客様だったため、慣れる意味も兼ねて月々3万円からスタートすることに
✓お客さまの性格が安全性を重視する方だったので、保障を確保しつつ資産運用を兼ねてドル建ての養老保険を活用
✓住宅ローン:借り入れの額が大きいため、変動リスクを抑えるために固定金利と変動金利をミックスで組むことに
■お客様からかけていただいた言葉
「住宅という大きな買い物において、平均より年収が高い自覚はありましたが、本当にこの家を買っても大丈夫なのか自分で確かめる術がないし、とても不安でした。」
「ライフプランを作成したことによって、イメージだけだったものが可視化できて、住宅の適正金額が分かったことだけでなく、教育や老後までトータルで問題ないということが分かり、決心がつきました。背中を押してもらって良かったです。」
とおっしゃっていただきました。
■対応したコンサルタント
不動産業界の第一線で活躍をしているパワーカップルの方でも相談相手を欲していて、根拠を持って決断のお手伝いができることをあらためて感じました。
住宅購入という人生で一番大きな買い物の前に将来の見通しを立てることで、相談前後の安心感が全く違うことを実感していただくことができた事例です。
今回のお客様と面談したのは2年前でしたが、完成したお家にご招待いただき、つい先日お会いしてきました。面談時に始めたNISAで投資にも慣れてきたため、そこの比率をもう少し上げたいといったお話しが進んでいます。
このような長いお付き合いができる関係性を築けていることに嬉しく思います。
<お客様と向き合う中で大切にしていること>
私の場合は、自分がこれを伝えたいというよりは、お客様が何を知りたいのか?をその方の立場に立ってよく考えています。
あとは初めに出てくる言葉って表面的な部分だけを話されている方がほとんどで、実は口に出していない言葉の方が本当の課題だったり、悩みだったりすることが多いので、よく聞くことを大切にしています。
3回くらい「なぜ」を掘り下げると本当に気になっていることが出てくる感覚です。
例えば初めのご意向は「NISAについて聞きたい」だったのが、「実は親が入院をして、自分自身の将来が不安になったので備えておきたい」というのが本当のお悩みだったということや、
「教育費がいくらかかるのか知りたい」という最初のご意向から、よくお話を聞いていくと、「実は夫と離婚したいと考えていて、子どもと2人で生活していけるのか今後の見通しを立てたい」といったケースもありました。
お客様に限らず、部下の相談や時には夫婦喧嘩でも(笑) よく聞く姿勢を持つと相手の真意が分かるという点で共通すると思います。
――――本当の課題を早めの段階でつかむことで、お客様が本当に聞きたいことをこちらから話せるので実は近道なんですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
<ブロードマインドについて>
当社では、長期的な人生設計(=ライフプラン)をもとにしたコンサルティングサービス「マネプロ」を提供しています。
昨今の電気代の高騰や、物価高といった状況で将来に向けてご心配なことも多いと思います。「何からやったら良いか分からない」「今の状況で問題ないのか心配」というご相談でも構いません。ご不安な点、ご希望などFPがひとつずつお伺いさせていただきます。
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