見出し画像

2/2の日記


豊原国周展に行ってきた!!!
(川崎浮世絵ギャラリーにて500円で鑑賞)

バイト前少し早く家を出て浮世絵を見てきたよ!
たった500円ぽっちでアートが見れるなんて素晴らしいよね😀ということで去年の終わりくらいから通い始めて、今回ここでは3つ目の展示。

正直浮世絵も絵画もよく分からんけど、たくさん見てればそのうち何か分かるようになるかなぁみたいな淡い期待を抱きながら通ってる。
そんで、やっと浮世絵に描かれてる昔の日本人の顔の違いが少しずつ分かるようになってきたよ笑

私は何するのにもとっても腰が重いタイプなので、美術鑑賞しようと思っても時間とかお金とか色々考えちゃって結局会期中に行けなかったりするの多いんだけど、
このギャラリーは小さいから予定の前にちょちょっと観れて、料金も安いので観たりない時は2回目とか3回目とかも行こうって思えるから気軽に通えてとてもいい。
あと、展示内容が結構コロコロ変わってくれるっていうのも、定期的に通おうって思える要因の一つになっていると思う。

今回の豊原国周展は、豊原国周を中心にしてそれに関わる人たちの絵もちょいちょいある感じ。
全部人物画で、風景画は一つもなかった。
役者絵と芸者絵(?)が多かった印象。
色々シリーズ分けされてる中に 摺物 というのがあって、これは私が思っていた浮世絵のイメージと少し違って面白かった。
国周の大顔絵とかカラフルで原色使いの多い浮世絵と並ぶととてもオシャレに見えた。
摺物とは お祝いの時とか公演や発表会の時に配られる非売品の浮世絵らしい。

国周の絵は初心者の私でも分かるくらい顔に迫力がある(気がする)。
浮世絵に描かれる人の顔って平坦でシンプルで、感情読み取るのがちょっと難しいと思ってたんだけど、今日展示されてた絵はすぐになんとなく想像できるものが多かった(気がする)。
私に観る力がついたって可能性も、まあある(そうだったら嬉しい)。
それから女性の絵がとても良かった。すごくいい女感があって美人さんに見えた。

あと、これはあんまり国周は関係ないのかもしれないけど、「善悪三拾六美人」という絵に書かれていた詩が良かった。

ー露とのみ  消にし後を  来てみれば
尾花が末に 秋風ぞふくー
( 梅雨のように消えたあなたの 痕跡を辿ってみれば、ススキの穂先が 秋風に吹かれているばかりでした )

浮世絵ギャラリー 豊原国周展 「善悪三拾六美人」

これは良すぎてすぐにメモしたから絵のタイトルまでしっかり分かる。
やり場のない悲しみに暮れて知らない土地で立ち尽くす女性の姿がありありと想像できてしまってとても切ない。
現代語に翻訳してる人もとても上手いと思う。
私古語とかよく分からないから元のニュアンスとどう違うかとかよく分かんないけど、私はこの翻訳文がどこか一文字でも違ったらメモしてないと思う。翻訳家って改めてすげえ。

まあそんな感じでとても楽しんできた。
このギャラリーでは、2/15からまた違う展示が始まるらしい。
次は『新版画ー風景画の変還 松亭・巴水・紫浪・光逸・江逸』というやつ。
次も楽しみ😊

おわり!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集