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『LAMB/ラム』見たよ!

昨日、久々に映画を見た!

『LAMB/ラム』
公開中からずーっと見たかったのにずーっと先送りにしていたやつ!
やっとアマプラで見ました🥹

出来るだけネタバレしないように感想書くけど、もしかしたらネタバレあるかもしれないのでまだ見てない人は注意してください!⚠️

🐏あらすじ

山間に住む羊飼いの夫婦
イングヴァルとマリア。
ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、
羊ではない何かが産まれてくる。
子供を亡くしていた二人は、
"アダ"と名付け
その存在を育てることにする。
奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は
大きな幸せをもたらすのだが、
やがて彼らを破滅へと導いていく—。

https://klockworx-v.com/lamb/


🐑感想

まず、見終わった直後の感想は
『え、なんだこれ...』という感じ。
解釈が難しいというか、見方を間違えたというか、
なんかそんな感じだった。

ずっと見たいと思っていた映画なので、なんとなくこんな感じかなとかホラーかな怖いのかなとか、無意識に勝手な予測を立てていたと思う。
それがちょっと悪く作用してしまった気がする。
なにも知らず何も考えず、唐突にあ、これにしよって見てたらもっと面白く見れたなぁと思う。
特にネタバレを食らっていたわけでもないのだけど...

あと、これは私の頭の問題かもしれないけど、時間の流れが分かりづらくて
不思議な子供が生まれた時も、え、そんな簡単に受け入れるの?とか考えてしまった。

だけど、始まりからずっと流れている不穏な空気感はとても好きだったなぁ。
何が起こるのか、何が起こっているのか、不安になるような静けさのある映画は結構好きだ。
こういう映画って、ミッドサマーもそうだったけど、映像が美しいほど不気味で、その美しさと不気味さを見られただけでなんか、映画見たわぁ!って気持ちになる。

映像に関していうと、序盤の少しドキュメントチックな、ホームビデオのような雰囲気から後半にかけてSFにシフトしていく感じがとても奇妙でよかったなぁ。
日常っぽさの中にぽつんと現れるアダの存在感や、少しずつ現れる不気味な変化が心地いい。

限りなく日常的に描くことで、たびたび映し出される抽象的な映像が際立って意味ありげに見える。
マリアの悪夢や、何かに怯えている犬や、窓から何かを見つめる猫...
私は考察は苦手なのであまり考えず見ていたけれど、私でも気になってしまうくらいなので考察好きな人はとても楽しいんじゃないだろうか。

それから唐突なラスト。これはなに!?ってなってる間に全て終わってた。
不気味とかじゃなくてちゃんとちょっと怖かったけどね...
アダの手を握るシーンはとても切なかったけれど、
でも、そりゃそうだよね!!

だってもともとあなた達の子供じゃないじゃない!

そのあとのマリアがとても良かった。
ラストの本当にラストシーン。
あのシーンは全てが含意されていると思う。
まぁラストシーンだしそらそうか。

この映画は、欲望と罪というテーマが描かれていると思う。
マリアは娘を亡くして悲しみに暮れ、あの時に戻れたらと後悔を続けている。マリアの欲望。
娘を亡くした辛さを誰よりもわかっているはずだ。
そして不思議な子供が産まれて、我が子のように育てる。けれど、それは自分の子供ではなく当たり前に実の親がいる。
それが人間の子なら大問題なはずなのに、マリアは母羊を殺してまでアダを守ろうとする。マリアの罪。
そしてラスト、アダの実父であろう者に全てを奪われる。罪の精算。

人間って本当に自分達のことしか考えてないよな。
他の生物見下してるよなと思う。

🐏まとめ

まぁ、私が思ったのはこんな感じ。

Twitterで少しみんなの感想を調べていたら、キリスト教やギリシャ神話などがベースになっているらしく、少し納得。
確かに、マリア、アダ、罪、羊など神話的なワードがたくさん描かれている。
ホラーとまではいかない不気味さも、なんとなく寓話的である。

あぁ、やっぱり私の見方が悪かった。
もうちょっと違う見方だったらもっと満足感があっただろうに....

🐑もうすぐ終わり


そういえば、7月 (たしか7月) にまたA24の新作が公開されるらしい。
最近はなんかA24って出るだけで、お、A24じゃんってなるから楽しみ。
でもその前にまずエブエブを見に行かなくちゃな....
映画館で見たかったんだけどまだやってるかなぁ。

昨日映画見てちょっと映画モチベ上がってきたから今のうちにたくさん見たい!

エブエブやってる映画館調べるからもう終わり!

ありがとうございました😊

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