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50代の働く目的

50代後半にもなって、働く目的を言葉にするのは難しい。
若いひとが読んだら「情けない・・・」と思うでしょうね。
会社員時代、漠然と働いてしまったツケです。
34年も会社員として働き、現在はフリーランスとして一人で働くようになると、今更ながら「働く目的は大事だなぁ」と思うのです。
そんな変遷話。

「何のために働いているのか?」

会社員時代、ちゃんと考えてこなかった。
会社には、ビジョンとかミッションとかあったけど、イマイチ腑に落ちていなかった。
「世界中を笑顔にする」と言われても、自分の日々の仕事と結びつける感覚を持てなかったからだ。
毎日泥臭く営業していることが、世界中の笑顔につながると思えなかった。

40代で管理職になると、さらに難儀だった。
会社のビジョンを社員に浸透させる役目を負わされるから。
自分の部下に「俺もよくわかってないけど理解してくれ」とは言えない。
自分が腑に落ちていないことを理解してもらうなんて、けっきょく不可能だった。そんな経験もあり、ビジョンとかミッションという言葉は苦手。
「日本人なんだから日本語でええやん」という自分もいる。

働く目的の必要性

会社員を卒業してから、ビジョン?ミッション?なんでもいいけど「働く目的は必要」だと思うようになった。
フリーランスとしての仕事探しがうまくいかずに凹んでしまったとき、働く目的が明確でないと仕事探しを続けられないと思ったから。
無職だった2021年、働く目的を明確にしたくて講座やセミナーを受講した。やはり、ビジョンやミッションという言葉がでてくる。
アレルギー反応があった・・・
学びの場で、ようやく腑に落ちる考え方のフレームに出会った。

働く目的を言葉にするフレーム

大目的・中目的・小目的と階層的に考えるフレーム。
大目的:長期的な視点での理想的な状態。目指すべき方向性を示すもの。
中目的:大目的を達成するための中期的な目標。大目的を実現するためのステップ。
小目的:中目的を達成するための短期的な目標や具体的な行動計画。

日本語にしただけですが・・・
大事な視点は「儲けたい」など、自分に向けたものではないと教わった。
大目的は「こんな社会になったらいいのにな・・・ということを言葉にしてみましょう」とのことだった。それは自分の経験のなかにあると。
長文にならずコンパクトにするのがポイントらしい。

働く目的を言葉にする

自分の経験を振り返り、いろいろ書き出した。
なかなか自分でシックリくる言葉にならなかったが、2022年おおきな出来事があった。
孫の誕生である。
孫ができたら、地球の未来を考えるようになった。
「自分になにができるのか?」、自己対話の日々。
そうして、大目的が言葉になった。
「次の世代のために貢献する」。
大きなことはできないけど、自分にできることはしよう。
そんな思いです。自分の目指すべき方向性が定まり、中目的も言語化。小目的でやるべきタスクを書き出し行動が続くようになりました。

まとめ

誰のためでもなく自分だけの言葉として腹落ちできれば良いと思っています。そのときそのときで何度も修正しました。
自分を奮い立たせる意味でも、自分だけの言葉があるのは大きいと感じています。
34年もお金のために働いたので、50代後半の私はもう自分のためだけには働けません。というかモチベーションが続きません。
2023年、大目的・中目的につながる仕事にめぐり逢い、時間はかかったけどモチベーション高く働けるようになり、少し目標達成です。継続中。

いまなら40代の頃の自分に言ってあげたいです。
「まずは自分の働く目的を明確にしたら?」
「考え方は人それぞれですよ」と。

何かを達成するために目的は必要。
常に自分に問い続け、これからもがんばっていこうと思います。

                                                                                                       2024.9.30


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