産休・育休の私物化で、ふうふの対話の道を閉ざしてしまった話
昨日投稿したオンライン両親学級のイベントレポで、「私たちふうふの産休・育休ってどうだったっけ…」というのを振り返りたくなったので、今日はそのことを。
▼併せて昨日のnoteも読んでいただけると、とても嬉しいなぁ
第一子出産時 「産休・育休は私のもの」
第一子出産時の産休・育休について、あまりこれといった深い話し合いをした覚えはない。
ただ、「私が産むんだから私が休む」というようなことを宣言した記憶が、かすかに残っているのだ…
昨日も同じことを言ったが、産休・育休の制度周りって複雑でややこしい。
当時(市役所職員時代)の配属先は男性が多く、身近に気軽に質問できる人もあまりいなかった。
職場独自の制度も多く、申請書もどれとどれを書いていつのタイミングでどこに出せばいいのかわからない。
制度所管の部署に訊くのが早いが、周りの目(耳?)を気にしてなかなか問い合わせ電話もしづらかった。
(これも仕事のひとつ…)と言い聞かせて、勤務時間中に産休・育休のしおり的なものを一生懸命読み込む日々…
かなり苦労したわりに、なにせ産休・育休は私のものという謎の独占欲をもっていたため、「私ばっかり調べものしてる…」みたいな感覚にはならなかった。
いざ産休・育休に入ると、想定外のことがたくさん起きた。
新生児期、情緒不安定を爆発させたり(娘の夜泣きに目を覚まさない夫に「よく寝てられるね…」とすごむ私…。以来、夫は娘が泣いたら飛び起きるように…)。
育休期間、泣き止まない娘に耐えられず過呼吸で倒れたり(仕事中の夫を呼び出して帰ってきてもらった…)。
育休明けの時短勤務時、本当はもっと働きたい自分に気づいたり(これは我が家の大きなターニングポイントに…後述)。
想定外。
とてもひとりで乗り越えられるものじゃなかった。
本当は、夫はいつでもこちらを向いてくれていた。
産休・育休を私物化して意固地になって頑張ろうとしていたのは、自分の方だった。
そんなこんなで、第一子育休明けの私の「もっと働きたい」発言は、私たちの働き方・暮らし方を見直すためのきっかけになった。
私ひとりで決めるんじゃない。夫ひとりに任せるんじゃない。
私たちふたりはどうしたいのか?本当の意味で話をするべきだったんだと、ようやく自覚した。
▼夫の働き方改革については、父親支援団体のFJQコラムに寄稿
▼働き方を選び直したときの夫サイドのnote
第二子出産時 「産休・育休は私たちのもの」
第二子の妊娠出産時期は、ちょっと違った。
私は変わらず、産休・育休を取得。
そして夫は、転職直後にもかかわらず、育休取得しながらちょっぴり働く「半育休」を取得した。
育児休業中の就労について(厚労省HPより)
■制度の概要・留意点
育児・介護休業法上の育児休業は、子の養育を行うために、休業期間中の労務提供義務を消滅させる制度であり、休業期間中に就労することは想定されていません。
しかし、労使の話し合いにより、子の養育をする必要がない期間に限り、一時的・臨時的にその事業主の下で就労することはできます。
※労働者が自ら事業主の求めに応じ、合意することが必要です。事業主の一方的な指示により就労させることはできません。
※就労が月10日(10日を超える場合は80時間)以下であれば、育児休業給付金が支給されます。
※恒常的・定期的に就労させる場合は、育児休業をしていることにはなりませんのでご注意ください。
ほとんどの時間を家で過ごし、家事全般や新生児のケア、上の子の保育園送迎をこなす。
必要なときのみリモートでできる仕事をこなしたり、時折短時間出勤することも。
第一子出産時は里帰り+結局夫も私の実家に泊まり込む生活をしたのだが(このへんはおいおい…)、第二子の今回は里帰りはせず、夫も私も、何より第一子も、慣れた環境で過ごしながら、ストレス最小限の新生児期を過ごすことが出来たように思う。
▼夫はこの方の働き方を知って、職場に半育休を打診したそう
「私は」「僕は」の先にある「私たちは」を大切に
もともと、ふうふでよく話をする方だと思っていたし、結婚式も、家づくりも、しっかりコミュニケーションを取りながら、納得いくものを作り上げられた…なんて自負していた。
でも、「みね家に人口が一人増える」というのは、想定外の強烈なインパクトを携えた出来事だった。
産休・育休の私物化により、私自身がふうふの対話への道を閉ざしてしまっていたと振り返る。
第一子出産時の苦い経験から、私たちは今まで以上に「私は」「僕は」の先にある、「私たちはどうしていくのか」を大切に思うようになった。
第一子が生まれ、第二子を迎えるまでの間に、我が家には「世帯経営ノート」が導入されたのも、その思いの表れと言えるだろう。
▼「世帯経営ノート」とは?
●対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
夫婦の土台づくり、妊娠・産後・育児期の新たな夫婦の協力体制づくりにオススメの夫婦会議ツール。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。わたしたちとしての答えに向けた「対話」までの道筋を自然な形でサポートします。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。
(2019年「キッズデザイン賞」受賞)
(※Logista株式会社HPより引用)
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「世帯経営ノート」「夫婦会議ノート」などを活用したふうふのコミュニケーションを、認定講師「夫婦会議サポーター™」のみねがお手伝いします。
ターニングポイントをチャンスに変え、ふうふのパートナーシップをもっと強くしたい方にオススメです。
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