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【検証②】スクールチョーク 〜違いが分かる大人になりたい、の巻〜
毎年この時期に、初夏の気温の上昇に恐れおののく皆さん、こんにちは。
さっそくですが、前回に引き続き今回もスクールチョークの商品ごとの違いを検証していきたいと思います!
前回は、文字を書いて違いを比べてみました。
多少色味の違いこそあれど、パッと見た感じは、大きな差はないように思います。
そこで今回は、2つの黒板に簡単なイラストを描いてみます。
使用する黒板は、
(A) チョークの粉のノリがちょっといまいちな黒板
(B) Aより描きやすい黒板
この2つです。
また、今回も使用するチョークは、
①クラウンチョーク(CROWN)
②馬印スクールチョーク(馬印)
③天神印チョーク(日本白墨工業)
④ダストレスチョーク(日本理化学工業)
⑤ダストレス蛍光チョーク(日本理化学工業)
です。
イラストはリンゴを描きました。実の部分は、このようにチョークを小さく折って、横にして色を塗りました。
ちなみに私の予想は…
さて、結果はいかに…
では、まず(A)チョークのノリがいまいちな黒板
おっと、これは…。
私の画力の無さはいったん横に置いときまして、
一番なめらかに色が塗れたのは、①クラウン(CROWN)でした。
次に③天神(TENJIN)でしょうか。
なるべく差が出ないよう、同じように塗ったつもりですが、②馬印と④ダストレス、そして⑤ダストレス蛍光は、少々塗りづらかったように思います。
…が、しかし、予想以上に②馬印や④ダストレスのチョークのノリが悪いので、これはやらせか、収賄疑惑が浮上しそうな気がしたので(私にお金を積んで得する人は誰もいないんですが)、
次に、(B)Aより描きやすい黒板に描いてみました。
さきほどより、全体的に色が塗りやすくなりました。
黒板によっても、これだけ差が出ることが分かりますね。
(※ここで④ダストレスには「紅色」があることに気づき、⑤蛍光と区別するため、紅色を使用しました。先ほどの(A)黒板の画像とは別の色です。紛らわしくてすみません。)
やはりここでも色がなめらかに塗れたのは、①クラウンと③天神でした。リンゴのイラストは、ピンクの上に黄色を重ねて塗ったのですが、特に①クラウンは、二色の色が自然に馴染むような気がしました。
ただ、発色の良さでいうと、④ダストレスや⑤蛍光が、よりはっきりした色が出ていると思いました。
さらに細かく分析していくと、りんごの上に付いている枝の部分は茶色で描いたのですが、③天神の茶色はリンゴの赤色と似ていて色が映えなかったり、⑤蛍光には茶色のチョークがないので黄色で代用したりしました。
このような結果から私が感じたことは、チョークには商品やメーカーごとにそれぞれ特性があるので、その特性を活かせるよう、何をどうやって描くかによってチョークを賢く使い分ける必要がありそうです。そうすることで表現の幅も広がり、より良い作品に仕上がるのではないかと思いました。
さて、今回の検証はいかがでしたでしょうか。
次回は、ダストレスチョークにクローズアップして検証は続きます。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
タカダマイでした〜。
黒板専科のB.Laboのnoteでは、他にも面白い記事を続々更新中!
チェケラ!