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素人でもコーヒーを楽しくブレンドしたい!

しっぽにちは。BBです。
今日はコーヒーのブレンドについて書いてみます。いつもはストレートでコーヒーを飲むことが多いですが、新たな味や自己の発見としてブレンドにも挑戦したいと思い、少し調べてみました。宇宙開発風に絵にすると以下の感じです。

コーヒーブレンド

内容に関して、以下に少し書いてみます。

コーヒーのブレンド
① まずは実現したい味や香りのイメージを持つ。できるだけ具体的に持つのが良い。感覚語彙などを参考にしても良い(香りの記事などご参照)。
② 豆のプロファイル(味や香りの特性)やブレンド例などを参考にして、イメージに合いそうな銘柄をピックアップ。市場の状況や流通(最寄りの豆店の仕入れ)なども考慮。
③ ベースとなる豆を決める。イメージした味や香りを最もよく体現できそうなものを選ぶ(※ 配合の割合が30%以上になると○○ブレンドの○○の名前になる)
④ 配合する豆を決める。配合の仕方、表現は自由だが、以下のような決め方もあるので参考にする。最近ではAIによって配合の度合いを決定する方法などもある(後日紹介)。

[伝統的な方法]
Mocha-Java:世界最古のブレンドのひとつ。2つの風味を融合。フルーティなものを選ぶ
Melange:ライトからダークまで様々な焙煎のコーヒーを組み合わせる。深い苦味と軽いローストの酸味を融合
Black & Tan:ミディアムとダークを組み合わせる。ミディアムで希釈して苦味を抑える

[焙煎との関係性を考慮]
Pre-blend(焙煎前に配合):バッチサイズを一定にすることで、ローストを一定にすることができる。コーヒー豆の水分量や密度に違いがあるため、注意深く観察しないとブレンドコーヒーの味に大きな影響を与える
Post-blend(焙煎後に配合):豆毎の焙煎を完全に制御できる。それぞれの成分のサイズを変えて焙煎しなければならないため、バッチサイズの一貫性が損なわれる。各成分のバッチサイズにばらつきがある場合は、Post-blendがより効率的

[豆選びや焙煎など全体を考慮した指針]
High Note:酸味や花のような香りを意識。一般的には、エチオピアやケニアなどのアフリカのコーヒー豆、または中東のコーヒー豆に多い傾向
Mid Palate:最初の一口から飲み込むまでの味を意識(コーヒー単体で楽しむ時)。コーヒーの風味を丸くしたり、さらに強調したりするものを選ぶ
Sweat Base Note:コーヒーを焙煎したときのメイラード反応によるもので、独特の粒状、トースト状、ナッツ状、キャラメル状のベースフレーバーを意識。メキシカンやブラジリアンなど、焙煎時にこれらのフレーバーを帯びるコーヒー豆を選ぶと良い

⑤最後に味見して確認する。実際には、焙煎や抽出方法などでも味が変わるため、試行錯誤しながら、最終的な味の実現を目指す。

今回は素人ながらブレンドについて書いてみました。ただ、ブレンドは、正直ほとんど実践したことがないので(以下のおみーさんの記事では楽しみました)、今回の記事は、色々な情報を参考にしているものの、頭でっかちな思想に近いです・・実践経験を積んで試行錯誤し、自信を持ってお勧めしたり、未開の味、オリジナルの味にチャレンジしたいものです。

以下、参考文献を載せておきます。

References
※ 今回は学術研究は無し(ブレンドに絞ると良さそうな学術研究が発見できず・・・)

ブレンドの方法(国内)
[1] コーヒーができるまで | 全日本コーヒー協会
全日本コーヒー協会の説明
[2] ブレンドする | おいしいコーヒーの淹れ方 | 知る・楽しむ | コーヒーはUCC上島珈琲
UCCの説明。グラフィカルでわかりやすい
[3] コーヒー豆AtoZコーヒーのブレンド
味の素の説明
[4] 「ブレンドコーヒー」とは?ほかとの比較やおすすめ豆5選も
ブレンドコーヒーの簡単な説明
[5] スペシャルティコーヒーのブレンドを作るということ
ブレンドの方法などを簡単に説明
[6] コーヒーのブレンド黄金比をアップデート!
 令和のブレンド黄金比2.0を説明。レシピもあり
[7] おうちでコーヒーをブレンドしてみよう!手順やおすすめのブレンド比率を紹介
ブレンド方法のポイントを簡単に説明
[8] コーヒーをブレンドして自分の好みのオフィスコーヒーを淹れよう!
ブレンドについて簡単に説明
[9] 奥深いブレンドコーヒーの世界。ストレートとの違いや配合のポイントを解説
ブレンドについて作り方や配合などわかりやすく説明
[10] ブレンドコーヒーの作り方【おすすめ配合比とレシピ】
ブレンドに関して複数の観点で説明。

ブレンドの方法(海外)
[11] Coffee Blends
ブレンドに関するストーリやハウスブレンドを紹介
[12] A Roaster’s Guide to Creating Coffee Blends
ロースターでのブレンドのコツやPre-とPost-blendingの長所と短所など説明
[13] THE BASICS OF BLENDING COFFEE
ブレンドの基礎知識についてステップで説明
[14] Blending Basics
ブレンドの方法と各方法でのおすすめの豆や割合など紹介
[15] A DIY Roaster’s Guide to Making Your Own Coffee Blends
ブレンドについてわかりやすく説明
[16] Blend vs. Single Origin Coffee: What’s the Difference?
シングルとブレンドの違い(FlavorとTraceability)など説明
[17] Pre-Blending vs. Post-Blend
タイトルとは異なりブレンドについて味など広く説明

また、ブレンド例やフレーバーと銘柄の関係を記しておきます。ブレンドを実践する時の参考用に!

ブレンド例(上記Referenceより抜粋、統合)
※ 以下、カッコ内は焙煎の度合いや乾燥プロセスなどを示す

マイルドなブレンド

 コロンビア:ブラジル:モカ:ロブスタ=4:3:2:1
サッパリしたブレンド
 コロンビア:ブラジル:モカ:グァテマラ=3:3:2:2
コク重視
 コロンビア:ブラジル:マンデリン:グァテマラ=4:2:2:2
苦味重視
 コロンビア:ブラジル:キリマンジャロ:ロブスタ=3:3:2:2
酸味重視
 コロンビア:ブラジル:モカ:グアテマラ=3:3:2:2
黄金比(ポピュラー)
 コロンビア:ブラジル:モカ:ロブスタ=4:3:2:1
 コロンビア:ブラジル:モカ:マンデリン=4:3:2:1
 コロンビア:ブラジル:モカ=4:3:3
あっさりとした苦味とコク、甘味の強調型
 ブラジル トラジャ(深煎り):エチオピア シダモ(中煎り)=7:3
バランス型(柑橘×ベリー系)
 タンザニア キリマンジャロ(中煎り):エチオピア イルガチェフェ(中煎り)=7:3
コクと香り重視型
 グアテマラ(やや深煎り):エチオピア イルガチェフェ(中煎り)=7:3
コクと甘味の強調型
 ブラジル(深煎り):コロンビア(深煎り): パプアニューギニア(深煎り)=4:4:2
ダークローストの風味と程よいボディ、酸味のあるスナップの効いたブレンド
 コロンビアorニカラグアorブラジル(フルシティ):メキシカンorその他のマイルドな中米(フレンチ):ケニア エステートorコスタリカ,グアテマラ,その他の中米(シティ)=4:3:3:3
メランジェのボディとほろ苦いフレーバーがある酸味型のブレンド
 コロンビア(フルシティ):ケニアor明るい中米(シティ)=6:4
バランスのとれたアメリカン型
 コロンビアorニカラグア(フルシティ):同じコーヒー豆(シティ)=6:4
甘くすっきりとしたエスプレッソを楽しむためのスターターブレンド
 ブラジル(ドライ):コロンビア(ウェット):グァテマラorその他の明るい中米=5:2.5:2.5
 ブラジル(ドライ):グアテマラorその他の明るい中米:スマトラ トリプルピックorリントンなど=5:2.5:2.5
ナッツのような風味と素晴らしいアロマ、いくつかの鋭い甘さ
 ブラジル(ドライ):パナマorその他の明るい中米:イエメン:マンデリン=4:2:2:2
 ブラジル(ドライ):エチオピア シダモorイエメン:マンデリン(ドライ)=5:2.5:2.5
インディアンモンスーン型
 インド モンスーン マラバール:高品質のロブスタ:アラビカ(ウェット)=6:2:2
強力な熟成コーヒーブレンド
 熟成スマトラ:スマトラorスラウェシ:グァテマラorその他の明るい中米=4:3:3
カフェインレスのエスプレッソ
 ブラジル デカフェ:スマトラ デカフェ=5:5
 ブラジル デカフェ:メキシコor他の中米のデカフェ:スマトラ デカフェ=5:2.5:2.5
フレーバーと豆の関係(上記Referencesより抜粋、統合)

酸味
 メキシコ、グアテマラ、クリスタルマウンテン、コスタリカ、ベネズエラ、ハワイ・コナ、モカ、ケニア、キリマンジャロ、コロンビア
 アフリカ産(鮮やかなクエン酸)、
 洗浄されたエチオピア(レモンやベルガモットのような明るさ)、
 ルワンダ産(マンダリンオレンジのような特徴)、
 ケニア産(ソービニョン・ブランのような酸味)、
 中米(軽いローストで、クエン酸や青臭さ、パンチの効いた酸味)
甘み
 グアテマラ、コロンビア、ハワイ・コナ、モカ、キリマンジャロ、ケニア
コク
 コロンビア、モカ、キリマンジャロ、マンデリン、トラジャ、コナ
苦味
 クリスタルマウンテン、ベネズエラ、マンデリン
香り
 ブルーマウンテン、ブラジル、グアテマラなど
ボディ
 コロンビア(素晴らしいボディと蜂蜜のような甘さ、独特の酸味)、
 インドネシア(重く、時にはシロップのような口当たり)、
 ロブスタ(クレマが多いが、木や紙、苦味など、ならではの風味)
チョコレート
 ブラジル(カップの中盤にシロップのようなチョコレートの風味、後味にはココアパウダーの香り)、
 中南米産(チョコレート風味のエスプレッソにぴったり)、
 グァテマラ、メキシコ、コロンビア、ペルー、パナマ産(ナッツやキャラメル、バニラのような香り)
フルーティ
 アフリカ(明るいレモンやオレンジ、より香り高いベルガモット、レーズンやブルーベリーなど、ワインのようなフルーツの香り)、
 ケニア(グレープフルーツ、チェリー、ピーチ、アプリコットなど)、
 中南米(フルーティーな特徴を持つ選択肢が多い)、
 コロンビア(強烈な明るいチェリーの香り、ブレンドの中で鮮やかなハイライト、様々なコーヒーとの相性も抜群)、
 アンティグア、フエウエテナンゴ グアテマラ(ダークベリー、ストーンフルーツ、ルバーブの酸味)

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