#7 机上演習のデブリーフィング
机上演習が終了したら、演習の振り返りとしてデブリーフィングを行います。参加者と主催者(ファシリテーターやオブザーバー)が一緒になって演習の成果や改善点、発見された問題などを共有し、振り返りを行うわけです。
Question:
机上演習のデブリーフィング(Debriefing)を通じて、参加者から次の3種類の情報を収集しました。それぞれどのような形でドキュメントにまとめればよいですか?
演習の成果
改善すべき点
発見された問題
Answer by ChatGPT:
演習のデブリーフィングから収集した情報をドキュメントにまとめる際は、以下のような形式でまとめることができます。各情報ごとに専用のセクションを作成し、詳細を記述します。
演習の成果
このセクションでは、演習の成功した点や達成された目標に焦点を当てます。成果をハイライトし、参加者が演習をどのように通じてどのような成果を上げたかを示します。
(例)
チーム間の協力強化: 演習を通じて、異なるチームが効果的に連携し、シームレスなコミュニケーションを確立しました。
タイムリーな意思決定: プレッシャーの中での意思決定が向上し、迅速な対応が可能となりました。
新戦術の適用: 新たなアプローチや戦術が実際の状況で有効であることが確認されました。
改善すべき点
このセクションでは、演習中に特定された改善の余地や課題を示します。演習の品質や効果を向上させるためにどのような点を注視すべきかを述べます。
(例)
コミュニケーションの遅延: 一部のチーム間で情報共有が遅れ、迅速な対応が妨げられるケースがありました。コミュニケーション手段の改善が必要です。
資源の効果的な活用: 特定のリソースが過剰に使用され、他の重要なタスクに割り当てるべき時間が制約されました。資源の配分を見直す必要があります。
発見された問題
このセクションでは、演習中に発見された具体的な問題や障害を述べます。問題の性質や影響を明確にし、将来の演習や同様の状況に対する対策を提案します。
(例)
システムの脆弱性: 特定のシステムが予期せぬ負荷に対して脆弱であることが判明しました。セキュリティの向上策が必要です【これはサイバーセキュリティのテストに関する問題の例 by 筆者】。プロセスの不明瞭さ: 緊急時のプロセスが明確に定義されておらず、一部の参加者が適切な対応に戸惑いました。プロセスの整備が必要です。
以上のように、演習の成果、改善すべき点、発見された問題をそれぞれのセクションに整理してドキュメントにまとめることで、将来の活動やプロジェクトに活かすための貴重な情報を提供することができます。【筆者検証済み】
デブリーフィングでは、机上演習で提示されたシナリオや質問に関する感想(ためになった、役に立たなかった、難しかったなど)だけでなく、演習の進め方(ファシリテータのスキルなど)についても質問するとよいでしょう。これらは、次回以降の机上演習の企画立案の改善やファシリテータのスキル向上の糧となります。
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